聖林寺さんの十一面観音像

今日から東京国立博物館で「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」展がスタートします（9月12日まで）。
当初のスケジュールでは、２〜３月に奈良国立博物館での開催が予定されていました。
初めて360度ビューで拝観できると楽しみにしていたのですが、コロナ禍で中止に。残念です。
今日のカットは、その十一面観音像です。
明治期の「廃仏毀釈」の嵐で一時期あやうい状態になったものの、無事救出（？）されて今日、拝観できます。
魅力いっぱいで、今日の全身像をはじめ、上半身や真横顔、さらに手の指の流れるようなラインに魅せられて、両方の「手」だけもカットしています。

思えば、現在の毎日切り絵作品をアップし続ける習慣（？）が定着したのは、今日の十一面観音像を含め、仏像の手だけをカットして「この手、誰の手？」のクイズを10日連続してアップしたのがきっかけでした。
このとき、10日間だけでしたが、続けることの面白さを覚えて、以降、一日の始まりのルーティンイベントになってしまいました。
確認したら、今日で2164日目です。
ガキの頃は「三日坊主」と親から良く叱られていた人間が、信じられない進歩です（笑）。