今月トップに、実寸シリーズで最小サイズの記録を更新したと喜んでいた矢先、さらに小さな像があることがわかりました。
同じ愛知県 荒子観音寺さん所蔵の円空仏の阿弥陀如来像です。
今までの最小サイズより7ミリ小さい2.7センチ、中指の第一関節から先ほどの大きさです。
見つけてしまった以上、挑戦したくなります。
この小さな木片を掴んで、きっちりと目鼻口と分かるように彫り上げています。
その技に敬服します。
円空仏には、20〜30センチの大きさでも、前衛的ともとれるほど省略されたシンプルな彫りの像が沢山あります。
なのに、この大きさで超精密に彫るとは凄いです。
円空さんも「最小記録」に挑戦されていたのでしょうか(笑)。
これだけ小さいと、彫っている最中に指先が滑って落っことしたら、足元の木屑の中から探し出すのは大変です。
どれくらいの時間で、どのような刃物で彫り上げたのでしょうか。
今回は、マイクロSDカートと共に撮影です。、
先般の千体地蔵や千手観音像を切り上げたときの達成感、充実感も良いですが、原寸シリーズでこれまでの「最小」記録を更新出来た今回も、結構な満足感です。
ログインしてコメントを確認・投稿する