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2021年03月10日00:08

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迷宮入り事件を解く鍵はあるのか【室蘭女子高生失踪事件・その3】

ロブジェ本店は繁華街の通りに面してはいたものの、左折すれば、直ぐに人気のない道に面していた。またパン屋の向かいのビルでは工事でトラックが出入りしていたという情報もある。

確かに麻未さんを言葉巧みに裏口に誘い出し、コンテナに入れてしまう事はそう難しくはないかもしれない。工事で轟音を立てていたのであれば、仮に麻未さんが悲鳴を開けても騒音でかき消されるだろう。

しかしそこから行先は・・・というと疑問符がつく。

パン屋はその後風評被害で廃業。

オーナーは貸せばテナント料が見込めるというのに、建物を取り壊した。警察はこの点に注目した。証拠隠滅の為にわざわざおカネをはたいて取り壊しているのではないかと疑ったのだ。更地になった後、警察は更地になった土地に麻未さんが埋められているのではないかと考え、重機まで使って念入りに調べたが、
全く手がかりはなし。

公開されている情報がこの程度なのは、警察は犯人しか知り得ない決め手となる情報を入手しているからだと信じたいが、調べれば調べるほど、最早万策尽きた感じだ。ならばここからは蓋然性の追及を試みたい。

■彼氏説■

校内でファンクラブが出来るほどの麻未さんだったが、意外と云っては難だが、彼氏はいないとされていた。それが警察の公開捜査で存在が確認出来、色眼鏡で観る人は少なくなかった。

確かに「今、『下』に着いたよ。」など、なぜそのようなことをいちいち彼に報告するのか不可解な会話の内容も見受けられる。だが一度は警察も麻未さんの彼氏を捜査線上に引っ張った事はあったはず。それに通話記録が捕捉されているのは間違いない事から、この可能性は低い。

■北朝鮮拉致説■

北海道は拉致被害の多い都道府県の一つだ。後年「週刊ポスト」でサティ付近から乗ったバスから、ロブジェ前のバス停までに乗っていた乗客11人のうち、3人の身元が確認出来ないという。
白昼堂々と大通りで拉致されたと聞いて、多くの人が連想してしまうのは、横田めぐみさんの件ではないか。確かにこの2つの事件が発生した状況は似ている(麻未さんが「北」に拉致されたとまだ断定はできないが)。

しかし警視庁の特定失踪者名簿に千田麻未さんの名前は掲載されていない。

「週刊ポスト」ではこの3人が拉致専門の工作員であることを匂わせていたが、麻未さんが降りたバス停、東通りからロブジェまではたった15mでしかない。まさにパン屋の前といっても良いぐらいの距離だ。やるとしたら、バス停付近にも誰かいなければ成功しない。しかしそのようなことを敢行すれば、クルマに連れ込む事は可能でも、直ぐに目についてしまうだろう。余程拉致のプロでもない限り、これは不可能ではないだろうか。

この説だったとしよう。もう一度ロブジェ本店前のバス停とお店の間の建造物を見て頂きたい。ほとんどがアパートなどである。そんなことをすれば、窓から目撃されたはずなのだ。駅前のロータリーのような不特定多数が道を尋ねるような素振りで巧妙にクルマに乗せる事も出来るかもしれない。彼女をクルマに乗せられたとしても、顔見知りで無ければ不可能である。

母校の室蘭栄高校付近のイタンキ浜では北朝鮮の工作員の出入りが疑われていて、麻未さんの目撃情報も上がっていたとされているが、周辺住民はあの当時、そんな若い娘さんがいればすぐに目についたはずで、見たことが無いとのことである。ということはこの説もゼロではないが、可能性は薄い。

■時間の変更を指示出来た人間が事件解決のキーパーソンかも■

蓋然性の追及を試みるに当たって、未だに疑念を抱いているのは、真面目な麻未さんが約束をすっぽかしたり、社会通念を大きく逸脱した時間感覚の持ち主ではない事を考えると、時間の変更が可能な人間は誰なのかという点である。

矢張り「その1」の後半部で書いた事がひっかかっている。あの時は「まだ結論は出さなくて良い」と述べたが、愈々考察を試みよう。考えられる人間は三人(三者)である。

オーナー
電話を受け、予定変更が可能な人物
第三者(なりすましも含む)

しかもここで超重要なのは、指示した手段は電話ではない事である。

電話で指示すればたちどころに通話記録で警察に捕捉されてしまうからだ。更にいえば、指示してからそう時間は経っていないはずである。一体どういう手段で伝えたのか。普通この場合、PHSで無ければ、ロブジェ本店から麻未さんの自宅に電話が行くはず。彼女は未成年だ。しかしそんな形跡はない。わざわざ室蘭サティに立ち寄らず、13時40分頃に着くバスを麻未さんは選んだはずだ。

ネットではオーナーが限りなくクロと誰もが述べているが、敢えて電話を受けた女性と第三者も列挙したのには訳がある。コーヒーの講習のアポを受けた女性は快諾までしているのだ。これはパートさんだったとしても、かなり昔からいる人でない限り出来ないはずで、店長代理に近いベテランさんだった事が窺える。果たしてこの人物は誰なのか。そして彼女は麻未さんにどのように連絡したのか。彼女が未成年であることを考慮すると、普通は雇用主であれば自宅に連絡するはずだが、自宅であれば、とっくに警察は通話記録を捕捉しているはずだ。ではどうやって・・・。

後にテレ朝系番組・「追跡・真実の行方」でこのあたりをレポーターが衝くと、

「いやあ、うち等にはそういう事は分からないんですよ。」

と答えている。当時、映像を見たところ、何だか言い方がに聞こえたのを覚えている。

多分オーナーが警察の捜査に嫌気がさし、緘口令を敷いたのだと思うが、この女性の存在についてネットでも何も出てきていない。

勿論麻未さん行方不明直後もオーナーに疑わしい面はある。

麻未さんが来ないから、捜してくると周囲の人間に言い残し、店を出たのが13時30分過ぎ。一見未成年のスタッフを気遣っているように見える。しかし雇用主であれば、従業員の連絡先は全て把握しているのが当然で、相手が未成年であれば、家庭に連絡するのが自然ではないだろうか。しかしこの時間帯にそのような形跡が今のところ全くない。それでいて店には戻らず、徒歩で1時間半も掛けて自宅に戻ったと証言している。

その後15時過ぎは母親の近くで疲労困憊で寝ていたとのことだ。母親の証言が正しいとしても、この一時間半もの間、一体どこで何をしていたのか。またオーナーの証言が正しいとするならば、彼を疲労困憊に追い込んだ理由は何か。

そして第三者。可能性としてはこの三者の中で最も低いが、ゼロではない。しかも麻未さんが全く疑わない人間。誰なのか。或いは親しいパン屋のベテランのパートさんの誰かと勘違いした可能性はある。

所謂「なりすまし」である。

しかしそれならば通話記録に残っているはず。ところが警察が公開した限りではそれはない。オーナーの

「13時過ぎになっても来なかった」

という証言が正しいのであれば、この存在も否定出来ない。オーナーは確かに好色なところはあるが、時間感覚は至って正常である。13時15分ぐらいが「13時過ぎ」の限度あるかのような態度をレポーターに語っていたからである。この点違和感はない。

麻未さんも遅刻したという認識が無く、オーナーもここまで遅れると思っていなかったところを見ると、第三者の関与は否定出来ない。

現実に麻未さんはストーカーから暴行、器物損壊などの大きな被害はなかったとのことだが、執拗に付きまとわれていた事が友人たちからの証言も上がっている。

■そもそもコーヒーの講習なんて、存在しなかった■

これは私の憶測ではない。麻未さんが所属していたハックのテナントではコーヒーは豆の販売もしていなかったが、ロブジェ本店では豆の販売もしていた。テレ朝系番組「追跡・真実の行方」でも元従業員が公然と証言している。何と

「コーヒーの淹れ方の講習なんて、受けた事がありません。」

とのことである。確かにコーヒーメーカーを持っているお客にロブジェ本店では豆の販売のみも行なっていたようなので、この証言も出鱈目ではなさそうだ。豆の販売をしているのであれば、淹れ方のスキルは要らないはずだ。

となると存在しないカリキュラムに麻未さんを誘い、呼んだ理由は何だったのか。ネットの「オーナーが限りなくクロ」という反応も頷けるところだ。

■地域の権力者説■

調べれば調べるほど、疑問点が次から次へと湧いてくる本件だが、地元の住民の間に実しやかに囁かれている説を紹介する。室蘭署が初期の段階で警察犬の投入をしなかったり、ロブジェ本店のビルをろくに調べなかったりした理由に、署のミスではなく、実は強い圧力で妨害されていたという説である。

11人いたバスの乗客の中で、3人が身元不明者だったという事、また証言が殆ど出て来ない点である。確かにこの説で辻褄が合う・・・。

実は色々な筋から、どうもこのオーナーは地方の名家らしい。政治家、警察の上層部に知り合い、親類がいれば、圧力を掛ける事は全く難しくない。

現に東村山市で女性市議が変死した件では、東村山署の上層部は学会の巣窟で、彼女は実際学会系の議員から目の敵にされていた。東京都ですらこうである。

しかし仮にそれが物理的に可能としても、何の為にこのような手の込んだ事をするのか。東村山市の場合は明白なので敢えて答えは言わない。当時警察官僚だった亀井静香氏すら、

「再捜査を行うべきレベルの案件だ。」

と明言しているのだから。

こちらの件はそのような大きな疑問が逆に残ってしまうのも確かである。

結果、私も見事に犯人の術中にハマってしまった事になる。

麻未さんが保護されるのはいつの日だろうか。実は知り合いの「拝み屋」のうち、3人に診て頂いたが、2人は生存反応があり、1人は「既に亡くなっている・・・」とのことである。

私はわずかだが、「生存反応あり」に賭けて、2人の「生存反応有り」と姓名診断からシミレーションを試みたい。先ず彼女の人となりを見てみよう。姓名診断も道楽でやっていて、彼女の配列は実は芸能人に多いタイプである。なるほど、確かに「ファンクラブ」が出来る訳だ。

▼麻未さんは直感が鋭く、一瞬のうちに真実を見抜くので、ウソは通用しない。

▼見た目はソフトでも純真で喜怒哀楽が激しく、裏表のない素直な人。

▼それゆえに、物事を好き嫌いで判断したり、感情に流されたり、 誘惑に弱いという人間らしい面が表に出る。

▼孤独を恐れ、一人になることを避けたいタイプ

であることが窺えた。しかしその一方で、周囲から一目置かれたいという願望もめっぽう強い。また彼女は生まれつき自活運が強いので、孤独を恐れ、1人になるのを恐れると書いたが、自立心は旺盛である。

実際総画数23画がそれを証明している。23画は自立心が強い人の現れでもある。

これらをもとに仮説を立ててみた。生存反応がある、と答えた2人は共通した答えを提示してくれた。この二人は顔を合わせた訳ではない。が、口を揃えて

家出をしている可能性があるとのことだ。

ただ余りにも騒ぎが大きくなったので、いつ戻ろうかタイミングを見計らっているとのことだった。

拙稿では蓋然性の追及という点では警察が一笑に付したものすら、時として考慮の価値があるとすれば採り上げたいと考えている。

確かにこの画数と配列をしている人は常に変身願望が強いのが特徴である。ましてや多感な麻未さんがなかったとは思えない。やや願望になるが、彼女が無事保護され、肉親と再会出来る事を強く期待したい。

(了)

その1はコチラ▼

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1978604143&owner_id=58808945

その2はコチラ▼

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