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2021年01月05日07:38

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裸婦

今日のカットは、ピエールジュリアン氏作「娘と牝山羊」の中の裸婦がモチーフです。

仏像切り絵を始めて5、6年目頃だったか、同窓会があって趣味の話題になります。
囲碁、将棋、ゴルフや釣り、トレッキングなど常連(?)が上がる中で、私の「仏像切り絵」は同調者ゼロで肩身が狭い。
アルコールが入っていたこともあって「色気のあるものは出来無いのか?」のツッコミまで。
言われて見れば、まだその頃は50歳代、バリバリに色気も追いけるお年頃(笑)。
煽られて「じゃあ、今度見せてやる!」と大見えを切ったのがきっかけ。
しょうもない動機でしたが、やって見ると日本の仏像とは様子が違います。違い過ぎました。
その頃、月一で写真家の先生にレクチャーを受けていたので、どうしたら「洋物」をモノトーンえ捉えることができるか教えを乞うと、「線」でできている仏像に対して、西洋の彫刻は「面」でできていて、根本的に違うと教えられます。
先生も昔、日本に来た「ミロのビーナス像」の撮影オファーを受けて、アングル探しに大変苦労した話をされました。
それを聞いて、本腰で取り組み、片っ端からトライした作品の1つです。
このとき、白い大理石像をブラックバックで捉えようとするのは無理と判断、ホワイトバックに「影」を捕まえる表現手法を見い出しました。
以降、モチーフが「洋物」にも拡がりました。
酒の上のしょうもない煽り(嘲笑?)の一言が、作品の幅を拡げてくれました。
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