「52ヘルツのクジラたち」 町田そのこ、中央公論新社。
以前から注目していた町田さん、遂に大爆発したな〜。
まず驚いたのは、このページ数によくここまで詰め込んだな〜ということ。
でも無理やり感は感じられなかった。
次に驚いたのが、表現悪いが久しぶりにクソ人間が何人も出てきたが、このストーリー展開でラスト、リアリティーさを感じさせたこと。
単純にハッピーエンドにしなかったことでリアリティーさが増したし、グッとくるラストにつながったと思います。
このタイトル、正直最初はそんなにいいと思わなかったが、読み終わってから、じわじわとタイトルの良さを感じました。
本屋大賞、ノミネートは確実じゃないかな。本屋大賞を受賞できるかはなんとも言えないが、個人的には取ってもおかしくない作品だと思います。
100点満点中71点。
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