例年なら「恐竜展」とか「深海」とかに、よゐ子がワンサカ押し寄せる上野の科博。ことしは、ワンサカ来てもらっては困る、が、ダレもこないのも寂しい。ということで色々考えて「そうだ、国立公園だっ!」ということになったのであろう。
日本の国立公園は34カ所、日本の総面積の7%弱。その中の60%が、国有地。
展示はボードと、無音の映像のみなのだが、今までそうと知らずに行った温泉やダイビングの地が、国立公園で「あ、ここも、ここも行った〜」という、旅行の思い出がいっぱいの展覧会だった。
例えば癌に効くという強い酸性の湯の湧く玉川温泉がある、八幡田温泉郷は、後生掛、乳頭7湯、蔦、仙人風呂の酸ヶ湯も、みんな八幡田国立公園の中で、どれも懐かしく、頭の中が温泉でいっぱいになってしまった。
現在、予約制で人数制限があり、中は夏休みと思えない静けさ。しかも、11月までやってる。
もう一つ発見は、地球館の展示が、日々刻々と新しく、見やすくなっていることだ。しかも、ネットでガイドに入れば、それぞれの場所で案内がある。
上野の森も人が少なく、蝉がひときわ高く鳴いている。こんな夏休みは、もう来ないだろうし、来て欲しくないが、上野の森の散歩だけとりあげれば、とても良い夏とも言える。
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