コロナでいくつものコンサートが中止になっている。
ロック系のライヴはやむをえないとは思うが、クラシックのコンサートまで中止にする必要があるのだろうか。疑問に思わなくもない。
新しい風邪に過ぎないという見解もあれば、風邪だと思ってはいけないという見解もある。
さて、上野で開催中の東京・春・音楽祭(略してハルサイ)も開店休業状態だが、いくつかのコンサートは予定通り開催されることになっている。
免疫抑制剤服用中のたぬ〜は重症化しやすいので直前まで迷った。
しかし、リスクというなら日常の買い物に出るだけでリスクだろうし、本当にリスクを回避するなら引きこもるしかない。とはいえ、毎日電車通勤している私がもらってきてしまうかもしれないのだ。
コロナのことはこれくらいにして、お馴染みピアニスト三浦友理枝の「ピアノの時間」と題されたリサイタル。
01.ショパン:雨だれ
02.クララ・シューマン:ロマンス イ短調
03.ロベルト・シューマン:トロイメライ
04.シベリウス:もみの木
05.カスキ:秋の朝
06.スクリャービン:左手のための前奏曲とノクターン Op.9
07.ラフマニノフ:鐘
<休憩>
08.ドビュッシー:月の光
09.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
10.ドビュッシー:夜想曲
11.サティ:ジムノペディ 第1番
12.プーランク:エディット・ピアフを讃えて
13.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
14.モンポウ:『内なる印象』より
<アンコール>
15.坂本龍一:エナジー・フロー
友理枝ちゃん選曲の名曲集といった趣。小品集はハルサイ側のリクエストだったそうだ。
もちろん彼女のことだから単なる名曲集ではない。
超有名曲の間に「ほう、こんな曲を」というのを潜ませるのが上手い。
どれもがクライマックス。どれもが白眉の演奏。
ピックアップして一言述べさせてもらうと、、、
シベリウスの『もみの木』は寒々とした中に潜む温かさが魅力。
彼女は間違いなく屈指のスクリャービン弾きだと思う。
モンポウ、最高だな!
アンコールも素晴らしくいい演奏だった。彼女のクリアーな美音が良く合っていた。
10年以上追いかけ続けたって全く飽きないんだよ、彼女のピアノは。
やはり彼女のピアノが大好きなのだ。
それはもう細胞レベルで共鳴し合うというような感じ。
コロナのことなんてすっかり忘れさせてくれる演奏だった。
まさに「ピアノの時間」だった。
こんな時だからこそよけいに素敵な時間を過ごさせてもらったと思う。
聴きに行って良かった。
音楽の力というのを改めて感じた。
さて、コロナの影響でサイン会は無し。
仕方ないけどちょっと物足りないよなあ。。。
もちろん演奏は大満足だったので、このご時勢で多くを望むのは贅沢というものだろう。
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