今日から3月。毎年、同じことを言ってる気がしますが、早いです。
でも今年、大きく異なるのは世の中が「新型コロナウイルス」一色であること。
これまでも、世の中がある事件一色に染まることはありましたが、ほとんど「他人事」でした。でも今回は「明日は我が身か」、このような異様な状態は初めてです。
行動は慎重にと心しています。
さて、今日は哲学者であり、倫理学者、文化史家、日本思想史家でもある和辻哲郎氏の誕生日ということで、氏の似顔絵です。
氏の名前は高校の授業で知り、仏像切り絵を始めてから読んだ「古寺巡礼」で深く知りました。
氏が友人らと奈良近辺の寺社を廻ったときの印象をまとめたものですが、読んでいるとその同じ場所に立ちたくなる衝動を覚えます。
また、改版版の序文の中に
初版で書いた内容は、まだ幼稚であったからあのような空想にふけることができた。
今はいくら努力しても、あのような自由な想像力の飛翔にはめぐまれない。
と書かれています。その内容がはっきり記憶に残ります。
「まさにその時の感受性」が大切なことを学びました。
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