mixiユーザー(id:6486105)

2019年10月14日20:36

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叱られたことがない犬

 夕方、テレ朝のニュースを見ていたら、危険リスク研究所所長・松嶋なにがしという人が出てきて、Googleマップらしき地図を見ながら堤防が決壊した川の説明を「専門家」の立場から説明していた。災害が起きたあと、大学教員や民間の研究者がニュース番組でしかつめらしい顔で解説をするのを聞いていると、これなら私のほうが語彙力がある分、うまく説明できそうだ、としばしば思ってしまう。喋っている内容は、中学校卒業程度の知識と何を語れば無難かという判断力の上に成立している。松嶋というひとは、蛇行する川を指しながら、橋脚が低かったから水があふれ出たのです、などと語っていたのだが、その橋から先は川幅がいきなり広くなっていて、科学的説明になってなかった。
 言葉の端ばしから、川の流域は災害リスクが伴う、というようなニュアンスを受け取ったのだが、そもそも日本は扇状地で米作りが盛んになり稲作文化がやがて国の土台になったのでは? いや、世界の4大文明はすべて大河の流域だったことを考えると、私たちを育んだのは豊かな水のおかげだと言える。
 被害を蒙ったリンゴ農家やいきなり床上浸水に見舞われた被災住民の直接取材を見ていると、今回の被害者が自分じゃなくてよかったいう己のエゴイズムにぶち当たる。詩人ほどの感性がないことと、甘やかされた環境で育ってこんにちまで生きてきたことが「負の側面」となったのか? あさましいと自分でも思う。

 朝、窓ガラスの汚れが目に付いた。海から1500メートルなのに、ここまで塩が飛んできたのか。せっせと窓を拭いた。庭と寺の境内に落ちている枯れ枝を拾って、山へ捨てた。1時間弱、身体を動かしただけで、喉が痛くなってきた。
 ラズリを撫でていると、疲れが少しとれた。覆い被さったらそもそも犬の体温が高い上に、ラズリはダブル起毛なのでより暖かい。一日に3回か4回、ラズリを下敷きにして遊ぶ。少しでも抵抗したらすぐに離れる。
 まだ1度もラズリを叩いたり、大声を出して叱ったりしたことがない。そのせいでわがままになったし、コマンドが3つくらいしか理解できない馬鹿犬になってしまったのだが、私は「お手!」のような芸が意味あるとも思えないので、呼び戻しや動作を止めることが出来るだけで十分。自由にふるまう犬がいい!
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