東大寺さん南大門の金剛力士　阿形像

今日から９月、歳と共に、時の流れる速さは益々加速しています。
1203年の今日、東大寺南大門の金剛力士像の造立が、仏師運慶・快慶らのプロジェクトで開始されたとの記録が残されています。
８ｍ超えの阿吽像２躯を69日間と言う驚異的な短期間で完成させたのには驚きます。
今日のカットは、仏像切り絵をやり始めた頃の作品で、まだ全身のデザイン能力もカッティング技術も未熟で、さらに大きなサイズの作品もできなかった頃のものです。
この頃は色紙のサイズで仕上げていました。
なので、この像の場合は色紙の紙面に顔だけを切り上げるのが精一杯でした。
仕上げて見て感じたのは、顔だけでも十分迫力があることに気付き、仏師の凄さをあらためて知ることになります。