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2018年12月05日09:52

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人生意気に感ず「有名ランナーの窃盗罪。あおり運転の裁判。中国語教室の終了式」

◇窃盗罪で有罪判決を受けた人が記者会見するのは珍しい。マラソンの元世界選手権代表の原裕美子被告。太田市のスーパーで菓子を万引きした。盗んだ菓子の額は382円。同種の窃盗で有罪判決を受け執行猶予中だった。
 いくつかの点で社会的影響の大きい事件だった。一つ目はマラソンの元世界選手権代表という有名人の犯罪であること。二つ目は万引きという身近な犯罪である点。三つ目は摂食障害という状況下で衝動的に菓子に手を出してしまうという異常な事件であった。この点は責任能力の有無も問題になった。
 被告は「万引きをやめられない。地獄のようだった」と語る。摂食障害は厳しい体重管理から起る。マラソンの人気は高く、一般市民が各種のマラソンに参加している。オリンピックが近づくがマラソンはその歴史からしてもオリンピックの花である。世界選手権では風のように走る選手の姿を見る。削ぎ取ったように無駄な肉がない。その背景には苦しい地獄のような空腹との闘いがあることを今回の事件と判決は教えている。衝動的に窃盗を繰り返してしまう「クレプトマニア(窃盗症)」なのだという。万引きは犯罪である。スーパーなどで中学生なども気軽に行い、罪の意識も薄れ日常的に行われているともいう。厳しく罰しないないとより重大な犯罪につながる恐れがある。色々な意味で社会に警鐘を鳴らす今回の事件であった。
◇あおり運転に関する死亡事故も裁判が行われている。車社会を人々は忙しく生きる。そのような情況であおりは起きる。極めて社会的影響の大きい事件で、厳しく取り締まらないと社会秩序が崩壊する。警察の取締りの姿勢にそのことを感じる。昨年6月に起きた東名高速の危険運転致死傷事件に一際注目が集まる理由である。高速道路上の追い越し車線であおられた夫婦は無理に停車させられ別のトラックに追突された。停車後の死亡が危険運転罪に当たるかが問われている。犯罪の要件は運転中の行為となっているからだ。検察は一連の行為とみて因果関係を認めようとし、弁護側は別だとして無罪を主張。判決の行方に注目したい。
◇一年が終わる。昨日、日中友好協会の事業である中国語教室で終了式が行われた。私は人々に修了証を渡した。黄さんの指導が成果をあげている。来年は中国を訪れ、受講生は中国語を使ってみたいと言っている。楽しみである。(読者に感謝)


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