mixiユーザー(id:12569023)

2018年11月21日10:25

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人生意気に感ず「ゴーン会長逮捕の壮大なドラマ。事実は小説より奇なり」

◇各紙が一斉に一面大見出しで報じた。ゴーン会長の逮捕である。10億に及ぶ年俸を得ていながら、有価証券報告書に過少記載した疑いがもたれている。我々庶民から見れば天文学的な高額報酬である。天から転げ落ちた様を見て、私のまわりから「ざまあみろ」という声が聞こえた。いくつかの問題点を感じる。一つは、もちろん有価証券報告書の虚偽記載である。投資家はこの報告書を投資の判断材料とするものであるから、投資家を欺くことになる虚偽記載は重大な犯罪である。また、理解できない程の高額報酬は正当なものなのかということである。株式会社は誰のものか。株式会社の原理からしてそれは株主のものである。株主総会で高額すぎないかという質問があったと言われるが当然であろう。日産の会社内のチェックする機能は働かなかったのか。株価が暴落したがこれも当然である。株式会社が健全に機能することは健全な資本主義の大前提である。
 ゴーン氏は日産の危機を辣腕でV字回復されたことで一躍有名になった。しかし今回の失態はバレルことが明らかなことをやらかした軽率なことに見える。慢心があったとしか思えない。一時的なV字回復で危機を脱して、もっと大きな本質的な危機を招いてしまった。いろいろと報じられるところによれば、他にも違法行為が出てきそうである。株主総会が形式化しているのではないか。監査法人はどのように使命を果たしているのか。巨大な氷山はその一角を現したところかも知れない。
 今回の事件が明るみに出たきっかけは内部告発だと言われる。内部告発制度の意義が分かったような気がする。また、これまで日本ではなじまないと思われた司法取引制度が力を発揮したとも言われる。この事件は私達の前に勉強のよい材料を提供しているといえる。この際事件の推移を注意深く見守っていきたい。
◇事実は小説より奇なりと言う。日産の内部告発に基づく長期の調査、司法取引、何も知らずに19日に帰国したゴーン氏、待ち構えた当局。ゴーン氏は驚愕したに違いない。事態はフランス政府も巻き込んで発展している。
 日本の企業の中には秘かに快哉を叫ぶ所も多いに違いないがそれは慎むのが礼儀。ライバルのホンダの従業員が「やったぜ」と公式ツイッターに書き込み批判を浴びた。(読者に感謝)

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