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2018年07月29日08:01

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勉強会講話より「解説『バクティヨーガ・サーダナー』」第二回(11)


 はい。「不正行為」。ここで書いてる不正行為っていうのはちょっと、あまりに曖昧ですけども。で、これもまあ実際には怒りだけじゃないね。怒り、執着、あるいはさまざまな、まあ無智もあるかもしれない。無智っていうのはその「怠けたい」っていう気持ちも含めてね。それらによってさまざまな――まあ、ある意味ダルマに反するとか、あるいはある意味、人に迷惑をかけるような、あるいはある意味、そうだな、神から外れるような、カルマをけがすようなことをしてしまいがちになる。
 これも、なんていうか本当に――まあだから、ずーっと言っているテーマは同じなんですけども、われわれが、怒りに瞬間的にしろ駆られると、頭がおかしくなるんです、言ってみればね。瞬間的に頭がおかしくなっちゃって、冷静なときには絶対やらないようなことをバーッてやってしまうんだね。うん。で、それが――まあここで不正行為ってあってもさ、例えば、なんていうかな、社会では不正でも、別にカルマ的には、あるいは神の教え的には別に大丈夫なことってありますよ。でもそうじゃなくて、さっきから言っているように、人に迷惑をかける、あるいは人を苦しめる、あるいは、自分の中に、なんていうかな、陰を作るような、悪しき心の習性を作るような不正行為ね。で、これは普段だったらそんなことやらないはずなのに、一瞬の怒りによって、あるいは一瞬の心の散動によって、バッとやってしまうと。これもやめなさいっていうことですね。

 はい。「乱暴な言葉」。これはこのままだね。怒りによって、バーッと乱暴な言葉を発してしまうと。――まあだからこれも、普段から念正智。決して――もちろん怒らないのが最高ですけど――瞬間的に怒りに駆られそうになっても、決して乱暴な言葉を発しないと。優しい言葉、あるいは真理に則った言葉のみを語る。で、もし、どうしても怒りを発しそうになったら、当然黙ってりゃいい。もう発しないということですね。
 もちろん、嫌味とかも駄目ですよ。乱暴じゃなくても、ちょっとこう、なんていうかな、相手に嫌味を言って、それによって自分の怒りをこうなだめようっていう気持ちもある。これももちろん駄目です。
 だから決して、怒りに屈しない。もちろん執着もそうですけども、怒りも、まさに内的な敵ですからね。決してその敵に屈してはいけない。怒りがわいたら、その怒りに支配されて誰かを叩き切るんじゃなくて、怒りを叩き切ってください。怒りの首をはねる。自分の中に生じた怒りを、「お前の言うことなんか聞かないぞ!」っていう感じで首をはねると。ね。これができたら、まあ今まで、いっぱい出てきたいろんな罠にははまらない。

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