mixiユーザー(id:7202852)

2018年07月03日07:37

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波の日

今日は、日付そのまんまの語呂合わせで「波の日」です。
私は波と聞いて連想するのは、葛飾北斎絵師の富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」です。
今日のカットは、その浮世絵をモチーフにしたポップアップカードです。
仏像切り絵の展示会でも、グッズとして、そっと置いておくと、もの珍しさからか、トコトコ出ています。

猛禽類の爪先のような波頭、大きな波のうねり、その波に翻弄される旅人を載せた数艘の船、そして、その先に小さく姿を見せる富士の稜線。
この構図の独創性は世界を驚かせ、多くの画家に影響を与えました。

波や山の稜線が見せる美しい曲線は、対数螺旋(ベルヌーイ螺旋)に基づいています。
現代ならPCなどで簡単に計算して、描画も一発でできてしまいますが、江戸時代、どうしていたのでしょうか。
なおオウムガイの化石の断面が見せる美しい螺旋も対数螺旋です。
オウムガイが対数計算していたとは考えられませんし、特に自分の断面を「美しく見せたい」とも思っていなかったはず。
自然界が導き出す無駄のない、もっとも効率の良い「形」とも言えます。
これらをヒントにしたのではと推測されます。


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