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2018年05月10日23:27

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DIVAコンテスト/水木しげるのオモチロさ

DIVAコンテストで、上級は銀メダル・中級と初級は金メダルを取った。PSPのDIVAを作ったディンゴという会社が倒産したそうだ。えっ、これでACに新曲が来るのは絶望ってこと?主体はSEGAだし、関係ないかな。いずれにせよ悲報である。

東京の本屋で水木しげるぽい新刊が二冊並んでいた。亡くなって三年もたつので、両方とも水木先生の作ではない。
『テアトル最終回』ドリヤス工場は、大長編の最終回だけを見せるというコンセプトだ。各篇は説明1ページと漫画3ページ。狙いはわかるが、面白くない。

『水木先生とぼく』村澤昌夫 四十年間水木プロのアシスタントを務めた弟子の作品だ。水木しげる本人の作と言っても通るくらい似ている。水木の奇人ぶりに振り回される人々の話は、けっこう笑える。

水木絵を書店で見かけると、反射的に買ってしまう。あの絵柄に独特の魅力があって、オモチロそうだからだ。没後贋作が商業出版される漫画家なんて、水木しげるくらいだろう。上記の二冊は単独の作品としては評価しづらいので、レビューはしない。

・わたしの日々(2015) 作:水木しげる
ご本尊の遺作である。不覚にも発売当時は気付かず、ちばてつやの『ひねもすのたり日記』で教えてもらって、あわてて買った。
晩年の水木先生の日常がのんびり描かれている。ストーリー性はなくても、オモチロイ。本書やちばてつやの作品を読むと、エッセイ漫画とは本来功成り名遂げた巨匠が描くものではないか、という気がする。パーティーや交友の話になじみ深い人たちが登場し、それだけで嬉しい。人格の一部になっている愛読漫画家の話なら、ペットや病院通いの話だって読みたい。若手漫画家がエッセイでデビューして、数冊で消える。何なんだろうね、あれ。無名の若僧の日常なんか興味ないよ。だから、ほとんど読まない。

この本の最終話で便秘治療のため病院を訪れる。美人女医による摘便で「ブリブリのブリーッ」が絶筆だ。実に水木しげるらしい。ああ、先生にアニメの八頭身猫娘を見せてあげたかったな。ついでに東京五輪も。
内容は素晴らしいが、戦争中の話などは何度も読んでいるので★4個で。★★★★

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