mixiユーザー(id:7202852)

2018年05月04日07:10

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向渡寺さんの十一面観音像

以前にも述べていますが、向渡寺さんの十一面観音像は、私を仏像切り絵の道に誘ってくださった仏像です。
正面のお顔の美しさに魅かれ、像をぐるっと回って拝観して行くと、「重たくないの?」と心配するぐらい大きなイヤリング、そして真後ろの暴悪大笑面の表情に圧倒されてします。
「人の煩悩に満ちた愚かさを笑い飛ばす表情」と言われますが、私は観た途端、「何をつまらぬことに思い悩んでおるのだ」と笑われた気がしました。

十一面観音像の真後ろは暴悪大笑面と決まっていますが、これだけ大きくて、一度観ると忘れられないほどのインパクトのあるのは観はじめてでした。また、光背に閉ざされずに拝観できることも素晴らしいことです。
感動して、絵葉書セットを買い求めたのですが、フルカラーでした。
私の眼には、薄暗いお堂で、1本に裸の蛍光灯の浮かぶ姿がモノトーンに見えたのでした。自分のイメージ通りの像を手元に飾りたいとの一心で、モノトーン切り絵が生まれました。
今日のカットは、その暴悪大笑面にスポットを当てた作品です。
実際にはこのように見えるわけではありません(十一面の他の後頭部が見えます)。


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