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2018年03月19日19:44

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花盗人

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花盗人という狂言があります。
ある男が桜の枝を折ろうとして捕らえられ、木に縛り付けられてしまいました。
その時
「この春は 花の下にて 縄つきぬ 烏帽子桜と 人のいふらん」(この春に桜の下で捕まってしまった、でも人が見たら頭に桜の帽子を被っているように見えるんだろうなぁ)
という和歌を読んだことに免じて、罪が許される……という物語です。
切羽詰まった状況で、遊び心を歌にした結果、罪が許されたのです。
それから、花盗人は風流のうち、とか花盗人に悪人なし、と言われるようになったそうです。
桜の枝を折ることは決して許されることではありませんが、遊び心がある風流な生き方が出来たらいいですね。

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