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2018年01月15日23:44

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戦中の戦争映画とレトロSF映画/アトム・ザ・ビギニング

・アトム・ザ・ビギニング(9話まで)
BJさんに借りて見た。爽やかな理系の青春とロボット開発の情熱が合体した傑作である。終盤のロボットプロレスが素晴らしい盛り上がりを見せる。最近のNHKは凄いなあ。

山本弘の「レトロ特撮」で紹介された映画をDVDで見た。

・ハワイ・マレー沖海戦(1942)特技監督:円谷英二
若いころリバイバル上映で見ている。ハワイ空襲のシーンがあまりに迫力があるので、アメリカ人が記録フィルムだと誤解したという逸話がある。たしかに今見てもなかなかのものだ。戦争中の国威発揚映画なので、内容については語ることが無い。普通の評価で。評価:松と竹の間

・戦慄!プルトニウム人間(1957)
マニング大佐は核実験の灰を浴びて巨人になってしまう。顔にガラスのひび割れのような傷跡のある巨人が有名だが、あのキャラは続編の主役らしい。本作ではハゲ頭の巨人がパンツ一丁で暴れるだけ。演出がもたつくし、大佐がどの段階で凶暴化したのかがはっきりしない。怪物になった人間の描写が物足りない。評価・・・竹

・縮みゆく人間(1957)脚本:リチャード・マシスン
同じ年の制作だ。巨大化VS縮小とは出来すぎな気がするが、こちらのほうが比較にならないほど格調が高い。薬と放射線のダブル作用で、肉体がじわじわと縮んでいく。妻との争いや世間からの好奇心に満ちた目が、リアルで嫌だ。小人の女性とのつかの間の交際は心温まるけれど、事態はさらに残酷な展開を見せる。飼い猫に襲われ、巨大な廃墟のような地下室で生き延びる。
実際にミクロ人間がいるとしか思えない完璧な特撮だ。プロットが緊密で予測ができないところは、さすがマシスンである。結末だけは原作のほうが良かった気がするが、私の好みにストライクな傑作だった。評価・・・特上
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