mixiユーザー(id:7202852)

2018年01月03日08:11

339 view

切り初め

正月2日は、私にとっての恒例行事「書き初め」ならぬ「切り初め」の日、今年は新たな手法にチャレンジです。
昨年末、奈良市佐保川桜まつりでお世話頂いている方から、書と水彩画のコラボ展の案内を頂き、観てきました。
素敵な水彩画、それも横2メートル以上の大きな和紙に四季の草花が見事に描かれていて感動、モノトーンの世界と違う「ほっこり」した気分に浸ります。
水彩画の横には、沢山の書の大作がズラッと並んでいますが、悲しいかな私には何を書いてあるか読めません。なので、一点一点見るまでは行かず、何気なく会場を一周して帰ろうと思ったとき、受付の方から「どなたの先生のお知り合いですか?」のお声がけ。
水彩画の先生のお名前を言うと、その女性もお世話になっていますのこと。
このとき、ふと、どこかでお見かけした人だなァ、でも思い出せない。
いい歳をして、大昔のナンパ手法の「何処かでお会いしましたか?」など聞けるわけもなく、先方も何も気づいておられないので、挨拶をして帰ろうとお互い向きを変えた瞬間、その横顔のシルエットで思い出しました。元興寺さんでの毎月の弁天講の集いでお会いしている方でした。
確認すると相手も気づかれたようで、あらためて挨拶をし直し、彼女の作品の前に移動です。
正直に「恥ずかしながら、何が書いてあるか読めないので…」と言うと「勉強すれば読めるようになります。でも、読もうとせず感じてください。」との助言。
その言葉通りに「書」ではなく「作品」を見ると、さっきまでの見え方と全然違います。「動き」を感じます。多分、書いている最中の筆の動きを連想しているのでは。

これ、切り絵に応用できない?、切っているときのカッターの動きを感じさせる切り絵ってできないだろうか。想いがめぐります。
そして、唐招提寺さんの鑑真和上さんの横顔のシルエットが浮かび上がります。
大急ぎで自宅に戻りってあれこれデザイン。そして昨日カットしました。
切り上げる時間は3分程度。落款に時間を取られたぐらいです。
そして額装は、昨年の墨田区での展示会で頂いた素敵なオリジナルの額縁に入れました。納得の「切り初め」となりました。
「動きを感じてもらう切り絵」は今年のテーマにして、もっと突き詰めたいと思います。
11 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年01月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る