今日はJRと東京文化会館主催の「まちなかコンサート」の番外編。
駅を飛び出して列車でコンサートをやってしまおうという企画。
ああだこうだ説明するよりも、公式サイトからの説明を以下に引用する。
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JR東日本エキナカ音楽イベント「ステーションライブ」が、今年は駅を飛び出します。
2週間限定で走るJR30周年を記念した山手線ラッピングトレインの車内を2017年11月11日(土)限定で貸し切り、クラシックの殿堂である東京文化会館とのコラボレーション企画「まちなかコンサート×Station LIVE in 山手線 Special Train」を開催。
この貸切コンサート列車に、ご応募いただいた方の中から”抽選で400名を無料でご招待”いたします。
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つまり、貸切車両でコンサートを行ない、山手線を一周しようというイベントだ。
元々これを見つけたのはたぬ〜だった。
JR中央線車内のトレインチャンネル(手っ取り早く言えば車内のTV)で見て、馴染みのフルーティスト上野由恵が出演するらしいというのだ。
「黒いドレスを着た由恵ちゃんが映っていた」と言うのだが、私や友人から「由恵ちゃんは黒いドレスを着ない」と否定され、へこんでいた。ところが帰ってから調べてみると、たぬ〜が見たのは正しかったのだ。
というわけで早速二人分応募。
なかなか競争率が高かったそうだが(5〜6倍くらいだったらしい)、めでたく当選。
6組の演奏家が車両を移動しながら演奏をするという。
由恵ちゃんに会えればいいや、くらいの気楽な感じで出かけた。あまり大きな声では言えないが、由恵ちゃんから演奏する車両を教えてもらっていた。
出発の2時間ほど前から大崎駅改札外で受付開始。
当選メールと身分証明書を提示し、号車指定のパスを渡される。
渡されたのは3号車。そこで希望を言って変えてもらった。4号車か7号車か10号車と希望したら、4号車をくれた。結果として4号車がいちばん良かったようだ。ごめんね、わがままを言って。
電車到着まで時間があるので、ランチを摂り、のんびり戻ったらすでに乗車が始まっていた。
出発40分前くらいか。
ピアノの横に二人で座れる場所を確保。
ピアノはこんなところに置かれていた。ドアのところね。
ホームの掲示板はこんな感じ。
山手線は一周約60分。
そこを3等分し、一車両3組が演奏するということになる。
つまり聴くことのできない演奏家も3組いるということでもある。
もちろん、車両の異動は不可。
まず、最初はクラリネット五重奏。
コハーン・イシュトヴァーン:クラリネット
石亀協子:ヴァイオリン
松井利世子:ヴァイオリン
鈴村大樹:ヴィオラ
ピーティ田代櫻:チェロ
01.ハイドン:弦楽四重奏曲 第3番 Op.74より、第4楽章(クラリネット五重奏版)
02.ピアソラ:リベルタンゴ
アグレッシヴなクラリネットだったね。
電車は揺れるので演奏しにくそう。
石亀さんのヴァイオリンは前に聴いたことがある。
二組目はオペラ歌手。
清水理恵:ソプラノ(S)
所谷直生:テノール(T)
渡辺優美:ピアノ
01.デンツァ:フニクリ・フニクラ(S、T)
02.トスティ:セレナータ(S、T)
03.ナポリ民謡:オー・ソレ・ミオ(T)
04.プッチーニ:私のお父さん(S)
05.ヴェルディ:乾杯の歌(S、T)
電車という狭い空間では声がダイレクトに届きすぎる。
というのは仕方がない。
その声量と迫力に圧倒される。
2曲目のトスティはこれだったかな? 曲名間違っているかも? プログラムに載っていなかったので自信なし。
三組目がお目当て!
上野由恵:フルート
浅川真己子:ピアノ
01.ビゼー:メヌエット
02.リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
03.ボルヌ:カルメン幻想曲
真打登場。
会えて良かった〜。
すぐ目の前での演奏。これは貴重。
『熊蜂の飛行』では得意の循環呼吸での演奏。みんな気付いたかな?
演奏しにくい状況で超絶技巧曲『カルメン幻想曲』を持ってくるか…。全く瑕のない演奏はさすが。
ダジャレは一発のみ。でも、気付いてもらえなかったみたい…。
聴けなかったのはサックス四重奏、トロンボーン四重奏、声楽アンサンブル。
これも聴いてみたかったな。
電車の中でのコンサートということ自体が珍しい。
都電荒川線や地方のローカル線などではあるようだが、都内の幹線路線の山手線というのは相当レアだったのではないだろうか。
流れゆく車窓の風景を眺めながら演奏を聴くというのもオツなものだ。
演奏も見事なもので、楽しい時間を過ごさせてもらった。
進行もスムーズで、このイベントにかなり力を入れていたことがわかる。
山手線一周、素敵な60分だった。
駅で電車を待つ人たちが不思議そうに眺めていたのが印象的だ。
いったい何が起こっているかわけがわからなかったことだろう。
山手線で団体貸切なんて滅多にないことだろうし。
終着後に由恵ちゃんと会うこともできた。
7号車から始まって、10号車はカメラが入っていたのでみんな緊張していた、4号車がいちばん良かった、とのこと。
由恵ちゃんはいつも明るくて、なんか元気をもらえるなあ。
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