ニンゲンが行きたいのは天国だけど、キョウミがあるのは地獄の方なんだな〜と、この展示を見て改めて思った。
というのも、99%が地獄カンケー、天国はちょっとだけ。それは、ミケランジェロの「最後の審判」を見ても分かる。イエスの上の天国は、ちょっとしか描いてない。ほとんどが、地獄のあれやこれや。
人が幸せに暮らしてる絵というのは、実はほとんど面白くないので、これって、ちょっとしたパラドックスかもしれない。「悪いことしてると、地獄に堕ちるぞ〜」「地獄は、こんなに怖いぞ〜」ということを、ニンゲンはズーッと言い続けてきたことが分かる。
でも、いちばん面白いのは、水木しげるさんが、子供の時の思い出を描いた地獄図(絵本の原画)。ばあちゃんから聞かされて、よっぽど怖かったんだろうな。それで妖怪を描くことになったというのも運命か。
はっきり言って、タイトル倒れ。水木さん以外で見応えがあるのは、90才を越して彫ったという木喰モクジキの十王像くらいか。「微笑みの木喰」という位で、脱衣婆なんか、笑ってるの。返ってブキミ。
1Fの千疋屋パーラーで、トロピカルパフェが始まってました。一粒千円のぶどうを売ってる千疋屋の果物が入っていて、たったの660円。ソフトもいいけど、千疋屋だから、やっぱりこれだな。
ログインしてコメントを確認・投稿する