1582年の7月8日、豊臣秀吉公が検地令を発します。正しく平等に税収(年貢)を集めるため、最初に近江で検地を行いました。世に言う「太閤検地」です。
また、1588年の7月8日には刀狩令を発します。全国の百姓や寺院から刀や鉄砲などを没収するのですが、その理由が方広寺に大仏殿を建立するについて、釘やかすがいに使う為と称しています。
まだいつ戦が起きるかわからない時期に。自分たちの身を守る武器を取り上げられるわけですから、そうやすやすと手放すとも思えません。従わない者もいたはずです。
この時期の百姓は、江戸時代の百姓と違って、領主から号令がかかればいつでも駆けつける現役バリバリの兵士達です。
それを、名目上、お寺を建てるために使うと言って集めた、秀吉公の頭の良さが伺えます。
今日のカットは、その秀吉公です。
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