トリの寿輔さん(この人、初めて〜)が、冗談半分に「なんであたしがトリかと思うでしょうけど、他の人が忙しいからなんですよ〜」というのも、ジョーダンに聞こえない。それほど、知らない人ばかり。
しかも、8人の出演者の3人が代演というもど〜か。国立演芸場も舐められているのかと思いますが〜。
色もの、が面白、珍しかった。「瞳なな」は、引田天功なみの美女。「ぽんぽんブラザース」も、どっかの遊園地でやるようなファンタジー。こんなのが寄席で見られるとは〜。「D51」は、間寛平系のおばーちゃん芸で、魅せた。
古今亭今輔さんは、先代の今輔(おばーちゃん芸が得意だった)の名をついだ。その真打ち披露で、「わたしでなくて、弟弟子が襲名してくやしい」と祝辞を述べたのが寿輔さん。
寿輔さんの「お見立て」は、喜瀬川おいらんが、イヤな客の杢兵衛さんを追い払う郭話。本人は真っ黄色の着物でヘンだが、おもったよりも本寸法だった。
今輔さんの「雑談刑事」はイマイチの語り口(平板〜)。楽輔さんの「火焔太鼓」は、全く面白くなかった(へた)。
この中席は、落語芸術協会の担当なんですけど、代演するにも人材不足なんですかね〜。色ものと寿輔さんが面白かったから、良し、なんですけど〜。
終演後、半蔵門線で10分。こないだ七福神で通りすぎた、甘酒横丁MPの「笹新」へ。10分まえで行列は5〜6人。楽々カウンターに座れた。
寒波襲来で熱燗がうまかった(2合800円)。刺身は5品盛りで1300円。ポテトサラダと烏賊、白子豆腐と酒おおどっくり3本で、家人と二人で樋口一葉たすちょっと。
たぶん、7年ぶりくらいだったけど、たまには河岸変えて呑むのもいいもんだ。
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