●『星の王子さま』から学べる教訓が深すぎる!〜オリラジ中田敦彦の解説にも賞賛の嵐
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しくじり先生のオリラジ中田敦彦先生が『今だから読みたい名作文学』の講義として選んだのは、『星の王子さま』。この本は、中田先生が結婚を決めたとき、本当にこの決断でよかったのか疑心暗鬼に陥ったとき、たまたま手にして、勇気を与えてくれた本だったのです。
だからこそ『星の王子さま』から教えられたことを語る中田先生の講義は、すごく実感がこもっていて、素晴らしかったです。なんか感動して久々に泣いてしまいました。
「運命の人」に出会うのを待つんじゃなくて、
一生かけて、大切な関係を築けば
その人が「運命の相手」になる
…というお話しの教訓は、本当にそうだなぁと思えました。
「運命の人」とは偶然出会えるわけではありません。相手を大切にしながら過ごした時間が少しずつ相手を「運命の人」にしていくわけですね。
●序章:星の王子さま登場シーン
飛行機乗りがサハラ砂漠に不時着するところからスタート。
そんな不安な時に誰かと会う、中田先生は「だれと出会うと思う?そう…星の王子さま」と語った。開始数秒で出会うという急展開な内容だ。
中田先生「まず、星の王子さまがパイロットに聞いてきたという。それは…。どこから来たの?」という質問だ。
パイロットは「空から落ちてきた」と回答。
衝撃的な一言をパイロットに返す「じゃぁ、君も空からきたんだね。どの星から?」という、まさかの星の王子さまは、宇宙人という設定という。
中田先生は「王子さまの故郷は、小惑星B612で、星の大きさは一軒家よりほんの少し大きいくらいで、たった1本のバラを大切に世話しながら暮らしていた。そのバラと喧嘩して、飛び出し、6つの惑星を周って、地球に辿りついた。」と語った。
ここでのポイントは、パイロットが不時着して、もう一度飛び立つ話ではなく、星の王子さまの話をパイロットが聞く話だという。
●6つの星は人生?
星の王子さまが周った6つの星を紹介。
◆1つ目の星(権力)
王様の前でのあくびを禁止。命令をされるのが嫌なため星を後に。
◆2つ目の星(人気)
大物気取りの星。もっと褒めてくれと言われ嫌なため星を後に。
◆3つ目の星(快楽)
酒びたりの男。恥ずかしい事を忘れるために飲んでいる男が星にいた。
◆4つ目の星(財力)
計算ばかりする実業家。金があればまた別の星が買えるという人がいた。
◆5つ目の星(労働)
街頭を頻繁につけたり消したりする点灯人。規則のため点灯している。
◆6つ目の星(学問)
世界のことに興味がない。地理学者。1000年、2000年に続く学問をしている人だ。
※実は6つの事は、人が人生でおぼれがちなものを象徴しているという。
●星の王子さまからみた地球
星の王子さまが実際に地球を見ると、以下の通り感じたという。
・111人の王様
・7000人の地理学者
・90万人の実業家
・750万人の酔っ払い
・3億1100万人の大物気取り
・46万2511人の点灯人
今まで変な星の人ばかり見てきたが、星の王子さまは「あなたたちはその集まりだよ。」と語ったという。
王子さまはバラと喧嘩してバラとどう向き合うか。の本題に戻った。
王子さまは地球で凄くたくさんのバラと出会う。王子さまはこの世にたった1本のバラしかないと思っていたという。
「特別だと思っていた僕のバラがただのありふれたバラだったなんて…。」と思ったという。
ここで中田先生は「あなたが大好きだと思っていた地元の中華屋が、実は3年後チェーン店だとわかった。ショックを受けはしないか?」と熱く語った。そんな王子さまを救うキャラクターが登場。
●キツネの教えは愛情
キャラクターは、キツネ。キツネは大切なことを言いに来た。
「もう一度バラを見に行ってごらん。そうしたら君の星のバラがこの世に一輪だけだってことがわかるから。」と王子さまに伝えた。
王子さまはバラ園にいくと、「やはり星で一緒に暮らしていたあのバラだけが大切だ。」と感じたそうだ。
なぜそう思ったのか。それは…。本文より一部抜粋すると。
「君たちはきれいだよ。でも空っぽだよ。誰もきみたちのために死ねない。もちろん通りすがりの人は、ぼくのあのバラを見て、きみたちと同じだと考えるだろう。(省略)僕はいろいろ世話したのはあの花だから…僕の花だから」
●キツネの教えは
「君がバラに費やした時間が君のバラを特別なものにするんだ。これが大事なことだ。」
「一輪のバラが表していたのは、恋人。つまり愛情」だと中田先生は熱く語った。
その話を聞いているうちに、パイロットが修理を終えた。
この後パイロットと王子さまにとある出来事が起きる。「人生における大きなことを象徴している。ご自身で最後は読んでみてほしい。」と中田先生が語った。
一生をかけて大切な関係を築けば、その人が「運命の相手」になると締めくくった。
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