映画『グリーン・ナイト』作品レビュー 本作の原作は、中世文学の最高傑作との呼び声も高い14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」。「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきました。この魅惑的な原典を、
映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」作品レビューヒーロー不在をどう克服するか 本作の主演チャドウィック・ボーズマンは2年前に急死し、当時、大統領候補だったバイデン氏が追悼メッセージを送るほど全米が悲しみに包まれました。それは本作
映画『ファイブ・デビルズ』作品レビュー これまで数々のタイムリープ系映画が世に放出されている中で、“嗅覚”という全く新しい要素を用いてタイムリープするという斬新さが斬新でした。これが掴めないと、むちゃくちゃ時間や描いている場面が切り替わって
映画『ザ・メニュー』作品レビュー ミステリー小説に「奇妙な味」と呼ばれるジャンルがあるそうです。ブラックユーモアや幻想、怪奇などの異色の物語たち。「味」は読後感のことだが、代表的なロード・ダンセイニの「二壜の調味料」やロアルド・ダールの「
疑問なのはゴールしたのにしばらくたってオフサイドと判定されたアルゼンチンの3本のシュートです。今回から超精密AI判定が加わったため、プレーよりも大幅に時間がずれて判定がくだされる結果になりました。その間はプレーが中断されて興ざめです。オフサ
映画『土を喰らう十二ヵ月』作品レビュー 「雁の寺」「飢餓海峡」「はなれ瞽女おりん」など生前、小説の映画化が多かった水上勉が1978年に女性誌に連載した随筆「土を喰う日々 わが精進十二ヵ月」が本作の原案となりました。水上は映画会社にいた時期がある
映画『ある男』作品レビュー◎おそらく今年のベストワン作品 平野啓一郎が2018年に発表した小説を原作とするヒューマンミステリー。物語を貫く「自分は何者なのか」という根源的な問いかけは想像力をかき立て、自らについて考えさせてくれます。純文学作家と
映画『宮松と山下』作品レビュー 記憶をなくした端役専門のエキストラ俳優・宮松をめぐる物語を描く。CMや教育番組「ピタゴラスイッチ」を手掛け、映画界に人材を輩出してきた東京藝術大学大学院映像研究科名誉教授・佐藤雅彦、その教え子でNHKでドラマ演出
映画『ザリガニの鳴くところ』作品レビュー 本作はディーリア・オーウェンズが2018年に上梓した同名の小説を原作としています。 ある日、少年たちが物見櫓に向かい、変死体を見つけます。その遺体は街の有力者の息子であるチェイス(テイラー・ジョン・スミ
千葉県柏市豊四季の読売新聞販売店が毎年の恒例行事として同社の社屋屋上で鍋バーティを開催してきました。コロナのため中断してきましたが、3年ぶりに再開するそうなのでご案内しておきます。コロナのため開催規模を縮小しているため、先着20名となっていて
ガメラ新作「GAMERA −Rebirth−」製作決定!「守護神が帰ってくる」と歓喜 平成ガメラの金子修介監督からコメントもhttps://www.zakzak.co.jp/article/20221117-IB5JG7MLS5D25KHJCCX2PWTQLY/劇場用の特撮怪獣シリーズとして人気を博した大怪
一つの町全体を破壊する隕石落下、都市を水没させる長雨……。近年、架空の自然災害を一貫して描いてきた新海誠の映画が本作でついに東日本大震災という現実の出来事に深く切りこむことになりました。 本作の大きなテーマは、滅び失われていくことを受けと
先月のコロナ初感染に続き、今月も38℃~39℃の高熱を発症し、4日間寝込んでいました。かかりつけの耳鼻咽喉科から、発熱外来を勝手に探してこいといわれて、流山市内の発熱外来対応病院を片っ端から電話したもののどこも通話中で、つながらないのです。やっと
金子修介監監督との懇談会のご案内 ニフティのパソコン通信から始まった「日本映画街フォーラム」では、ロマンポルノ作品「宇能鴻一郎の濡れて打つ」で監督デビューし、平成「ガメラ」シリーズや「デスノート」「信虎」などのヒット作品を生み出してきた金子