北区オペラは質が高いな〜。シャイな日本人があれほど熱狂的なカーテンコールするのを初めてみた。それも、お義理でやってるんじゃなくてホンキ、マジで〜。
歌う人、演奏する人、美術、照明、どれも素晴らしかったが、束ねた演出が良かった。セミ・ステージ形式(舞台の奧にオケ、手前で演技)という方式だったが、ピアノ(弾くわけじゃない)とか指揮棒(指揮するわけじゃない)とか、照明スタンドなんかを上手に使って、オシャレな進行になっていた。
レボレッロなんかは、なぜかノートパソコンを持っていて、ご主人の言葉をメモしていた。そういう演出が、200年前のオペラを現代にぐぐっと引き寄せたと感じた。指揮者が突然、マンドリンをひいてドン・ジョバンニがセレナーデを唄ったりするのもシャレていた。
ドン・ジョバンニとドンナ・アンナは日本人だが、あとの6人のキャストが外国人。その中で、ドン・ジョバンニが捨てた女、ドンナ・エルヴィーラ役の女性。村娘の花嫁役の女性もすばらしかった。
こんなすばらしいものを落語と同じくらいの値段で見ることができて、ほんとにラッキー。つい、ブラーボ!!も叫んでしまったし〜、これから毎年行こう!!
ログインしてコメントを確認・投稿する