薬師寺さんの万燈供養会

薬師寺では毎年5月4日と5日、玄奘三蔵の遺徳を顕彰する「玄奘三蔵会大祭」の法要が行われます。
玄奘三蔵院伽藍で行われる伎楽は、玄奘三蔵役が茂山逸平さんのときと榎木孝明さんのときの２回観せていただきました。ストーリーは同じでも、主役が変わると雰囲気も変わることの面白さを感じます。

「玄奘三蔵」と聞くと、子供の頃に親に読んでもらった「西遊記」の記憶は今も残ります。
そして子供たちと毎週一緒に見たＴＶドラマの中の、堺正章さんの孫悟空と夏目雅子さんの美しい「玄奘三蔵」の姿が記憶に残っています。

今日のカットは、日没後、献燈された灯篭が灯される万燈供養会の風景です。
なお、この作品は東塔の修復工事が始まる以前に東塔と中門を背景にデザインしたものです。
現在でも、反対の角度から見れば、西塔と中門でほぼ同じ風景が見えるのではないかと思います。