ガウリーシャーナンダは、われわれにこう語った。
「バブラム・マハラジが初めてダッカに来られたとき(1914年)、彼は地元の古い信者達についてお尋ねになった。わたし(ガウリーシャーナンダ)がニティヤゴパール・ゴースワミーとハラプラサンナ・マズンダルの名前を挙げるとすぐに、彼はわたしに、翌朝のとても早くに彼のところに行くようにお求めになった。
翌朝、彼は約束の時間の前に起床なさって、わたしを起こし、こう仰った。
『ハラプラサンナ・バーブの家へ行こう。』
近道を通ったため、距離は約半マイルになり、われわれはクリシュナラル・マハラジに付き添われてその道を進んだ。われわれが家の近くに着いたとき、わたしはマハラジ達を先駆しようと試みたが、バブラム・マハラジが『駄目だ! わたしが初めに行く』と仰った。彼はそれから騒々しくドアをノックし始められた。中ではまだ全員が起きていたというわけではなく、『どちら様ですか? どちら様ですか?』と尋ねる声が聞こえた。しかしバブラム・マハラジはご自分の指を唇に当てられ、われわれに返事をしないように指示なさった。彼はそれからより激しく、再びノックされた。ハラプラサンナ・バーブはようやくドアを開け、われわれを見て吃驚仰天した。
『わたしは確かに見ているのか? マハラジ方が来られたのは本当だろうか? わたしが哀れむべき者なので、彼はわたしをお騙しになったのだ。』
彼はすぐに妻を呼び、ニラドの母は走って来た。彼女はバブラム・マハラジを見たとき、両手で彼の手を握り締め、感情に圧倒されて言った。
『ババ、ババ、このような貧しい娘をお騙しになるのが、あなたにとっての義務なのですか?』
喜びの涙が彼女の目からとめどなく流れた。その夫と妻は二人とも彼の御足にひれ伏し、礼拝を繰り返した。
なんという光景だろう!
それから、バブラーム・マハラジは仰った。
『早くわたしに何か食べ物をおくれ。わたしは本当にお腹が空いているのだ。』
彼らはクミンをそえたココナッツと、いくつかの氷砂糖の料理を給仕した。ハラプラサンナ・バーブは腕を挙げて、
『タクルに勝利あれ! タクルに勝利あれ! 今日、このわたしの家は、カーシーに変えられたのだ。』
と叫びながら、踊り始めた。
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