2016雪ミクねんどろ/ひさしぶりの楊千嬅（ヤン・チェンファ）

定番の可愛さ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　帽子を取ったところ。

もちろんスキーつき。

にしし顔。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ユキネといっしょ。

「うぉーーー！」この帽子は本物の毛糸製だ。

スノボに乗ります。　　　　　　　　　　　　　　　　ゴーグルを下ろしてみた。

顔が隠れてしまう。　　　　　　　　　　　　　　　　　やっぱこっちがいい。

板を抱える。　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい。

中国・香港映画のDVDを見ている。四年間の空白を埋めるのだ。と言っても製作本数が減ってるし、好きな監督・俳優・テーマに絞るので、数本で終わるだろう。

「五個小孩的校長」（15）監督：アドリアン・クワン　出演；楊千嬅（ヤン・チェンファ）
古天楽（ルイス・クー）
主演女優にはミリアム・ヨンという英語名があるが、馴染みが無いので使う気がしない。チェンファでいい。ここ二十年ほどの香港映画を代表する女優だ。二十代の頃は脳天気なラブコメやお笑いアクションで楽しませてもらった。のちにホラー映画「三更」では三十路の鬱屈した人妻を演じ、「天成一対」では癌で乳房を切断する女性を演じた。もう四十代に入ったが、愛嬌と華やかさは色あせない。
香港・新界の山中にある幼稚園が、赤字のため閉鎖されようとしている。もと女性教師の呂（チェンファ）は安い給料で校長を引き受ける。教育システムが日本と違うのでわかりにくいが、幼稚園より小学校に近いような学校だ。残された生徒はわずか五人で、いずれも少女だ。このうち二人はインド系人姉妹で、残る三人も母子家庭だったり父親が身障者だったり、何らかの問題を抱えている。貧困で女子。最も教育から見捨てられやすい取り合わせだ。

呂は夫（ルイス）に支えられて、なんとか明るい教育環境を与えようと奮闘する。本作は実話がもとになっている。良心的感動ストーリーというやつだ。
チェンファと子供たちの掛け合いが楽しい。苦境にある少女に寄り添う距離感が、嫌味にならず適切に抑えられているのもいい。汚れた心が洗われたような気がする（笑）。評価・・・松