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2016年01月09日22:37

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駅弁大会、その1

初日不参加は六年ぶりくらいである。
たぬ〜が毎日の通院で朝一で行けず、さらに多忙で休めないという状況なので、今年は諦めたのだ。
なので今日が初参加。

朝一の点滴治療を終え、新宿に向かった。
そう、京王新宿店で開催中の駅弁大会である。
正式名称を「元祖 有名駅弁と全国うまいもの大会」という。駅弁甲子園との異名もあり、今回で51回を数える名物イベントである。

最初の休日にしてはさほど混雑していないように感じた。
長い列になっているところもそんなに多くないようだった。
たぬ〜はお腹をかばいながらの移動なので、そういう点では助かった。

朝方は寒く感じたが、いい天気で屋上でも寒くない。
では、まず昼から。

「台鉄パイコー弁当」、台湾
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久々に台湾からの参戦ということらしい。
開店前からの整理券配布ということで、かなりの人気を予想していたのだが、到着時点ですんなり整理券がもらえた。想定ほどの人気ではないのか?
ステンレス容器と巾着付きの特別仕様もあったが(プラス\1,200)、普通仕様をゲット。
掛け紙もない素っ気なさ。
パイコーとは豚の唐揚げ。これを甘辛のタレに浸してある。なのでカリッとした食感ではない。ほんのりエスニックな風味が異国情緒を誘う。肉は厚めで柔らかい。適度な歯応えがあるいい肉だ。さつま揚げも悪くない。
ただ印象としては惜しい弁当ということになってしまう。
一人で食べることを考えると持て余してしまうかもしれない。ご飯の上にお新香類が乗ってしまっているのも困る。細やかな気遣いに欠けるという印象になってしまうのだ。
駅弁は食べるだけのものではない。味はもちろん、見た目の美しさ、掛け紙や器の意匠なども含めて駅弁という宇宙を構成しているのだ。
そこが文化の違いということなのかもしれない。独特の発展を遂げたのが駅弁というものなのだろう。

「島根牛みそ玉丼」、島根県
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常連の人気駅弁。みそ味というのが珍しい。
昨年は「1000円で10円お釣りが来ますよ」と呼び込んでいたのだが、値上げしてしまった。
安定の美味さだ。昨年はちょっと肉が硬いように感じたが、今日はそんなことはなかった。新作駅弁もいいが、こうした常連の名駅弁に再会できるのも駅弁大会の楽しみである。

「うなぎちらしごはん」、京都
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三代続いている京都の老舗らしい。
作っているところを見て惹かれてしまった。
鰻の出汁で炊き込んだであろうご飯が美味い。色ほど味は濃くなく、品の良い味だ。鰻のタレは甘みを抑えている。冷えるとふっくらといかなくなってしまうのは鰻ゆえに仕方ない。
箸休めが生姜の酢漬けの千切りのみというのは少々淋しい。もう一品くらいあると見栄えも良かったろう。
美味い弁当ではあったが、\1,600という値段をどう取るかということになろうか。

抜群に美味い清泉寮のソフトクリームで力を補い、夕飯分を調達。
そして最後はお馴染み菅原ぶどう園のぶどうジュースで疲れを癒す。

で、ここからは夕飯。

「ながさき鯨カツ弁当」、長崎県
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久々の駅弁大会復帰。
これも美味いのはよくわかっている。これほどのグレードの弁当で\1,080というのは今では安いのかもしれない。カツはもちろん竜田揚げもそぼろも美味い。
歌川国芳の「宮本武蔵と巨鯨」をモチーフにした掛け紙がいい味だ。そうしたところも含めて名駅弁と言えよう。

「宇奈月温泉 わくわく富山三昧」、富山県
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恒例の「がんばれローカル線」企画。今回は宇奈月温泉から。
富山名産の鱒と紅ズワイ蟹と白エビの天ぷら、それらを俵寿しに仕上げている。ご飯がぎゅっと詰まっているので意外に食べ応えがある。鱒にしても蟹にしてもこれがベストとは言えないのかもしれないが、白エビはこの弁当ならではと言えるだろう。米は宇奈月米というのだそうだ。
派手さはないがいい弁当だ。ご飯がぎゅっと詰まっていて見た目以上にボリュームがある。

「海苔のりべん」、福島県
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今日食したものは馴染みのものも含めてどれもグレードの高いものだった。
それなのにこの弁当が全てを持って行ってしまったという印象だ。
いわゆるのり弁である。
みちのく寒流海苔という海苔を使っている。昆布と海苔、炒ったおかかと海苔、という二段のり弁である。おかずは出汁巻き玉子、鮭の塩焼き、煮物にゴボウの和え物などなど。奇を衒ったものは何一つない。それゆえ難しい弁当のはずなのだが、全てが素晴らしいクオリティで弁当として文句の付けようのないレベルに達している。どれもことごとく美味い。甘さ控えめで薄味の玉子が絶品。弁当に入った玉子としては出色の出来。煮物も滋味あふれる味だし、鮭も脂が乗っていていい感じ。ゴボウもいい。
そしてこうした主役級の脇役を従えているのがご飯だ。日本人なら絶対好きな味である。ある意味ずるいとも言えよう。海苔も美味いのだが、おかかの香ばしさがいい。
そうか、この弁当はおかずをつまみに一杯やって、仕上げにご飯を食べるというのが正解なのかもしれない。
調整元は福豆屋。あの「ふくのしま 豚の醍醐味」を作ったところである。最も信頼できるブランドのひとつなのだ。今日も女将が出張ってきていた。さすが、名店はやることが違う。駅弁の本来の姿を示すものとも言えるだろう。これこそまさに小宇宙だ。
東京駅でも入手可能なのだが、入荷と同時に売り切れとなる知る人ぞ知る幻の駅弁となっている。ようやく食べることができた。リピート決定だな。

というわけで、今日の駅弁。。。

・福島県、東北本線/郡山、海苔のりべん、\900
・富山県、富山地方鉄道/宇奈月温泉、宇奈月温泉 わくわく富山三昧、\1,350
・京都府、東海道新幹線/京都、うなぎちらしごはん、\1,600
・島根県、山陰本線/松江、島根牛みそ玉丼、\1,050
・長崎県、長崎本線/長崎、ながさき鯨カツ弁当、\1,080
・台湾、台湾鉄道/台北、台鉄パイコー弁当、\1,000
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