でっかい伐折羅さん

17日の東京でのワークショップの際に展示する作品は、Ｂ１サイズが２点に限られるとのことで、さて何にするか迷います。イベントのテーマにリンクする方が面白いですが、今回急な話でＢ１サイズの作品を短期間に制作するのも難しい面があります。
今回、会場に新薬師寺の伐折羅像の実物大レプリカ像が展示されることから、伐折羅像をと思ったのですが、レプリカと言えど、良くできた像ですから、全身像の切り絵を展示したとしても迫力負けします。
そこで、顔だけを和紙の全紙（64×93cm）に切り上げることにしました。これなら迫力十分でしょうし、制作時間も間に合います。
裏張りして額装の前に壁に借り止めして眺めたのですが、和紙の「耳（端の部分）」が結構面白いことに気づき、この状態での展示もありかと思います。
ただし、今回はイーゼルでの展示ですから額装せざるを得ませんが、耳はそのまま残しておきます。
掛け軸の常識を逸脱しますが、もし耳を残したまま表装すればどうなるか、興味が湧きます。
サイズはかなり大きなものになってしまいますが、機会があればトライして見るのも面白いかと思います。