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2015年12月18日09:46

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人生意気に感ず「モスクで楫取の紙芝居。刈羽原発とみなかみ町。教科書と先生への謝礼金」

◇モスクで楫取の紙芝居をした。私が関わる学園には多くのイスラム教徒が集う。彼らのために学園の一角にモスクを開設した。イスラム教徒にとって今受難の時である。日本人は無宗教が多いこともあり、異教徒に対する寛容さに欠けるところがある。特にイスラム教徒に対しては、最近の国際テロ事件もあって不気味さを感じる人も少なくないようだ。無知が誤解と偏見を生む。国際化が増々進む中でイスラム教徒を避けることは出来ない。それは憲法の国際協調主義、平和主義、人権尊重等の観点からも妥当なことではない。そこで、学園は思い切ってモスクを開設した。イスラム教のひげの指導者が祈り、多くの学生たちは頭を畳にすりつけてそれに合わせた。型にあらわして祈ることの少ない私たちは、宗教の実態を目の当たりにした。
 私は、日本の歴史、群馬の歴史として、新しい時代の扉を開いた松陰と楫取を語った。知行合一とは何か。真の知識は真の行動を導く。松陰と楫取の教えが若者を動かして日本と群馬の礎を築いた。その教えは、時を超えて今でも私たちの胸を打つと語った。私服の警察官が二人参加した。私たちは、参加の申し入れを快諾したのである。モスクに集う人々の中に不穏分子が紛れ込まないことを祈る。
◇新潟県の原発事故で、放射性物質が群馬に飛来する可能性がある。刈羽原発事故のシミュレーション結果によると条件によっては、みなかみ町まで拡散するという。
 私は県議時代この問題を取り上げ、風向きによっては、同原発事故による放射性物質が群馬に飛来するとする専門家の研究を紹介したことがある。群馬には原発がないから大丈夫という安全神話に警鐘を鳴らすつもりだった。県の境界線内にないというだけである。県境外の刈羽までは、県境からわずかな距離。
 今回の新潟県のシミュレーションは、具体的にみなかみ町に拡散するという結果を示した。県及びみなかみ町は連携して対策をとるべきである。テロの攻撃の恐れという、今日的状況も加わったことを指摘したい。
◇この欄で先日取り上げた三省堂教科書の謝礼問題。本県の小中学校の3人の校長は三省堂から受け取った現金を返したと言っている。教科書採択の公平性に暗い陰を投げる問題だ。教科書検定制度の重要性への自覚がないのでは。県教委は問題の原点を見詰めるべきだ。教科書の信頼は教育への信頼。それが脅かされる。(読者に感謝)

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