mixiユーザー(id:3696995)

2015年05月27日22:27

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レコード復権

最近LPレコードが見直されてきている。
CDでリリースしたうえで、LPでもアルバムをリリースするミュージシャンも増えている。
ちなみにBABYMETALのデビューアルバムがLPでリリースされることになっている。

デジタルになって便利になったことはたくさんある。
外に大量の音楽を持ち出すことができるようになったのは大きいし、私もその恩恵を受けている。
LPに比べてCDの容量が大きいのもメリットである。盤をひっくり返さなくてよくなった。たとえば、マーラーの交響曲でLP2枚で4面を使っていたものが、CDでは1枚で収まってしまうということもある。

しかし、アナログにはアナログの良さもある。
面倒くささが今となっては良かったようにも思うのだ。
ジャケットから取り出して、内袋から出して、盤面の状態を眺めて、クリーナーで拭いて、壊れ物を扱うようにターンテーブルに乗せ、静かに針を落とす。
そうした儀式のようなことがこれから音楽を聴くという気分を盛り上げていたようにも思う。
今となっては盤をひっくり返すのもいいアクセントになっていたのかもしれない。
曲の構成によっては楽章の途中でひっくり返さなければならないものもあって、それは勘弁してもらいたかったが。

あの頃LPは宝物だった。
積んでおくようなことは絶対にしない。盤が反らないように必ずラックに立てかける。
瑕がつかないよう大事に大事に扱っていた。
聴き続けると摩耗する。CDとは異なり、音は徐々に悪くなる。湿気が多いとカビが生える。扱いが難しいぶん、愛着も深かったのだろう。

CDになると多少乱暴に扱っても構わないというふうになってしまう。適当に積み上げてしまうことに抵抗感がない。確かにプラスチック・ケースに入っているものであれば、積み上げても盤にはほとんど影響はないだろう。しかし、そういうことではなく、どこかCDに対しては醒めているのかもしれない。
最近の音楽は大量生産・大量消費と言われるが、私自身が音楽というものに対する扱いが粗雑になっているのかもしれないなどと思ったりもするのだ。

だからといってアナログに回帰せよと言うつもりはない。
やはりデジタルには抗いがたい魅力がある。その便利さからは戻れない。
なのでうまくデジタルとアナログが共存でき、それぞれの良さを楽しめるようになればいいと思うのだ。

残念ながらうちにはレコードプレイヤーがない。
レコードを鳴らすならそれなりのオーディオ・システムがほしい。
そうなると今の環境では…、ということになる。
いろいろな意味で余裕がないと楽しめないのかもしれない。

なのでLPを聴けるわけではないのだが、ベビメタのLPは買おうかななんて思っている。
2枚組になるからずっしり重いのだろうな。そこにあの音が刻まれているのかと思うとなんだかワクワクしてきそうだ。いつか聴けるかもしれない、そんなことを思いながら手に取るのもいいかもしれない。まさしく宝物であろう。

CDが普及し始めたのは80年代半ばくらいだったろうか。
そうなるとレコードを知っているのは30代半ばより上の世代ということになる。

はは、年を取っちまったな、と実感するね…。
ただあの時代に生きられたことは悪くなかったと思うのだ。
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