護摩の熱さを体感

本年２月に開催した作品展で挨拶に上がった金峯山寺の田中利典さん（本来「様」ですが「さん」の方がしっくりきますので失礼します）が、自坊の林南院で化他行蔵王供千願祈祷をされるとのことで、本日家内と参拝しました。
今日の参拝者は私共二人だけでしたので、お堂の中に入らせて頂き、目の前で護摩の真横で法楽護摩供修法の所作を拝見し、護摩の炎の熱さを体験しました。
晴れ渡る天気の中、一足早く田植えの準備で水が張られた水田で喜びの声を上げる蛙と、鶯の谷渡りの声がしきりの中ではじまりました。
あっと言う間に炎が伸びて、その放射熱が顔を直撃、かなりの熱さです。
炎が収まってひと安心していたら、新たに護摩木が積み上げられ、再び顔がその熱さに耐えるという、私にとりましてはオーバーかも知れませんが「行」でした。
また事前にことわりもなく勝手に作らせて頂いた似顔絵切り絵も、受け取って頂き、facebookにアップいただきました。それも、本物の笑顔と共に。
この作品の制作の際、その満面の笑顔に誘われ、心が笑顔になって切り絵に没頭している私がいました。本当に素敵な時間を過ごすことができ、感謝いたしております。
まだこれから修業は続きます。お体にお気をつけられ完遂されることをお祈りします。