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2015年04月29日23:25

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上野由恵&遠藤真理@上野の森美術館

毎年この時期に開かれる「フルート音楽日誌」。今回が8回目になる。
上野由恵が上野にある上野の森美術館で上野の商店会の協賛を得て開かれる上野づくしの名物コンサートである。
毎回ゲストが招かれるのだが、今回はなんと遠藤真理!
高校からの同級生なのだそうだ。知らなかった…。

上野由恵:フルート(fl)
遠藤真理:チェロ(vc)

01.エルガー:愛の挨拶 (fl,vc)
02.モーツァルト:私は鳥刺し、復讐の炎は地獄のようにわが心に燃え、恋人か女房か (fl,vc)
         (オペラ『魔笛』より)
03.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007より (vc)
      プレリュード、クーラント、サラバンド、ジーグ
04.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV1013 (fl)
05.バッハ:2声のインベンションより、第1、4、13、8番 (fl,vc)
<休憩>
06.細川俊夫:線�� (fl)
07.黛敏郎:文楽 (vc)
08.ヴィラ=ロボス:ジェット・ホイッスル (fl,vc)
<アンコール>
09.モンティ:チャルダッシュ (fl,vc)

この二人の演奏が悪いはずはない。
予想以上に音の相性がいい。フルートとチェロが合うということではなく、二人の音色に共通するものがあるのだろう。ことにフルートの中音域とチェロの低音域との相性が抜群だ。

『魔笛』メドレーが楽しかった。『夜の女王のアリア』で知られる2曲目が聴きものだった。

フルートとチェロという組み合わせの曲が少ないこともあってソロコーナーがたっぷり。

バッハ対決はさすが。
真理ちゃんのチェロの鳴りがさらによくなっているように感じる。
由恵ちゃんのパルティータも手馴れたものだ。

デュオによるインベンションは楽しそうだったなあ。

後半は日本の現代曲対決から。
特殊奏法を駆使した『線�機戮呂發呂簍碍辰舛磴鵑僚夙�番。この曲のオーソリティとも言えるのではないか。こうしたコンサートでも必ず現代曲を入れてくるあたり、彼女の志の高さを感じる。
そしてようやく聴けた『文楽』。ピツィカートを多用した聴き応えのある曲だ。確信を持って弾いているという印象。

最後のヴィラ=ロボスの曲はたぶん初めて聴いた。フルートとチェロのためのオリジナル曲。
ラスト近くのフルートによる「ジェット・ホイッスル」奏法は禁じ手だろうと思ってしまった(笑)。どこか郷愁を誘うメロディーはヴィラ=ロボスらしい。歌心たっぷりのエキサイティングな演奏で盛り上がった。

アンコールのチャルダッシュはちょっと意外だった。
これも息の合った演奏だったなあ。

で、いつものように終演後は「みはし」のあんみつ争奪戦。
今回もめでたくゲット!
終演後も盛り上がるコンサートというのも珍しい。

このコンサートは上野の森美術館や商店会の協力なくしてできないものである。
長いこと続いているということは、それだけ彼女がみんなに愛されているということだろう。

最後になったが、この時期の上野の森美術館では「上野の森美術館大賞展」という公募展が開かれている。
そのメインフロアーでのコンサート。
例年よりおとなしい作品が多かったように思うが、そのぶん技術的に高度なものが目立つ。○展や××展のような大規模な公募展よりも観るべき作品は多いように感じる。
年に一度こうした同時代のアート作品を眺めさせてもらえるのだから有難い。

さて、次に由恵ちゃんに会うのはGW明けの日曜に恒例のチャリティコンサート。
真理ちゃんは6月の調布音楽祭での友理枝ちゃんとのデュオかな。
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