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2015年04月04日23:05

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三浦友理枝&遠藤真理@ゲーテ座

春先のゲーテ座は久しぶり。
このところ真冬の時期が多かったのだが、やはりこの時期の方が景色がいい。

横浜の港の見える丘公園の近く、岩崎博物館内にあるゲーテ座。
100席ほどの小さなホールだが、私はここが結構気に入っている。

もはやゲーテ座コンサートのレギュラーとも言えるピアニストの三浦友理枝。ここには彼女のリサイタルでしか来たことがなく、ソロでないのは今回が初めて。気心知れたチェリストの遠藤真理を招いてのデュオ・リサイタルだ。

実は真理ちゃんを聴くのも久しぶり。
最後は2012年のせんくら(仙台クラシックフェスティバル)最終日の川久保賜紀を交えてのトリオのコンサート。台風で東京に帰ってこれなかったあのせんくらである。
実はこのとき真理ちゃんは身重だったのだが、全く気付かなかった。
その後女の子を出産し、すぐに復帰したのだが、今日まで機会がなかったのだ。なので二年半ぶりということになる。

遠藤真理:チェロ
三浦友理枝:ピアノ

01.エルガー:愛の挨拶
02.サン=サーンス:白鳥
03.ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
04.カザルス(カタルーニャ民謡):鳥の歌
05.カサド:親愛なる言葉
06.ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ
07.リスト:愛の夢 第3番 変イ長調
08.メンデルスゾーン:無言歌 ニ長調 Op.109
09.シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
<アンコール>
10.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女

まず真理ちゃんのチェロの音に驚いた。
繊細さはそのままに、ぐっと重心が低くなった。いい音で鳴っていたね。

メインはドビュッシーのチェロ・ソナタ。
超絶技巧を要求される曲であるが、三楽章構成でありながら演奏時間は10分少々というコンパクトさもあってか、多くのチェリストがレパートリーにしている。
ラプソディックないい曲である。
私は彼女たちが演奏するこのソナタが大好きだ。
妖しさには欠けるものの、そのぶん清潔な抒情性で魅了する。ピンと張り詰めた緊張感の中、月光を浴びた冴え冴えとした風景が浮かんでくる。雄弁な演奏なのに、そこに聴こえる静寂。彼女たちでなければできない個性的な演奏と言えよう。

久々に真理ちゃんのチェロを堪能。やはりいいチェリストだな。
友理枝ちゃんも今日はサポートに徹していて、それでも楽しそうだった。

冒頭の『愛の挨拶』での事故(?)も笑い話にしてしまう真理ちゃんは大物だな。

さて、友理枝ちゃんの次は少し間が空いて、5月16日の戸塚でのリサイタル。ショパンのスケルツォの初の全曲演奏と、シマノフスキの『メトープ』の再演、など。
真理ちゃんは今月末に上野由恵ちゃんのフルート音楽日誌に招かれている。どんどんつながる人脈。こういうのもおもしろいなあ。
そして、二人の共演は6月28日に調布音楽祭で用意されている。ショパンとラフマニノフのソナタという大曲二曲のガッツリのプログラム。

そうそう、真理ちゃん二人目ご懐妊だそうです。おめでとう!
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