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2014年03月04日18:12

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DIVAでダブルロシアン、男とは?

アーケードでルカのエターナル・ホワイトを買った。ミクの「スノウ」と並べてデュエットさせると美麗です。白黒ダブルロシアンは、魔女コンビと色が対照になるので、ちょうどいい。HARD『No logic』『白い雪のプリンセスは』でGREAT。エクセレント以上でないと稼ぎにならないのだが、そこまでは点数が伸びない。

ミクフィギュアもずいぶん集めたし、これからも増える予定だ。いけないフィギュアもいくつか持っているが、ねんどろいどの魔改造は見たことがないな。まあ誰も作らないだろうね。特にミクダヨーさんは。いかん、想像するだけで気持ち悪い。

男という性について考えさせられた作品を二つ紹介しましょう。

・宇宙海賊キャプテンハーロック 作:松本零士
松本零士は一時期好きだったのに、この作品は途中で読むのを放棄して、内容をまったく覚えていない。再販されたので、まとめて読んでみた。

くっくだらん。死ぬほどつまらん。内容を思い出せないのではなく、「なかった」のだ。分厚い文庫三冊もの分量で、何一つ語っていない。空虚な大風呂敷だけが広がっている。なんて頭の悪い漫画だ。「偉大なもの」と「そうでないもの」に二分された世界観は、単純な勧善懲悪劇より無価値だ。ハーロックとその一党がベター・ハーフであると断じているが、説得力がまるでない。
「この旗の下で自由に」とは、迫害されて権力者に反旗を翻す者のセリフだろう。政府は有りえないほど無気力で、迫害すらできそうにない。突っ込みどころは満載だが、主なものだけを挙げると、
『艦内で飲んだくれていても、いざというときには優秀な働きをする』
お笑い草だ。酔っぱらっていては、自動車の運転すら危険なのに。宇宙船だぞ?
『宇宙人と男らしく酒を飲みかわす』
アルコールを代謝できない種族がいるとは思わないのか。
『男なら、男というものは、女は男に恥をかかせるな』
宇宙には性別のない種族もいると思うが。地球でもオスが積極的に戦う生物は人間だけだぞ。もっとも好戦的な雀蜂は、全員メスだし。

作者にはSFセンスが皆無だ。手塚治虫や星野之伸の作品に満ちている、宇宙の果てしない広さや不思議さが、まったく感じられない。あるのは19世紀的価値観に基づく、自己満足的な美学の押しつけだけだ。★

・ラフ・アンド・タフ 作:馳星周
ケンイチは借金取り立てのアルバイトを始めた。ターゲットの子持ち風俗嬢に柄にもなく心が動いたことから、運命の歯車が思わぬ方向に回りだす。

こんな凶悪な主人公は見たことが無い。腹が立てば相手かまわず暴力をふるう。しかも沸点がきわめて低い。バディの浩次郎でさえ例外ではない。絶対に好きになれない男だが、生い立ちを知れば納得してしまう。愛情も必需品も与えられなかった少年は、こうなるしかないのだ。
ヒロインの早紀子が性産業に足を踏み入れた事情にも唸らされる。ある大事件が原因なのだが、こういう境遇の女性は絶対に何百人も実在する。おいこら、政府。オリンピックなんぞ開いとる場合か。

暴力と性的サービス。どん底に堕ちた人間には、自分自身しか売る物がないのだ。凡百の嘘くさいネガティヴ小説と違って、本作には人と社会の現実が見事に描かれている。だから嫌な話であっても、読者を惹きつけるのだ。
心臓を鷲掴みにされるようなサスペンスに陶酔した。ケンイチの心情が変化していくところに文芸的な深みもある。行政が国民を守らないこの国では、愛する者は自分で守るしかない。虎の目を持て。★★★★

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