mixiユーザー(id:2615005)

2014年01月13日16:41

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コミケカタログの謎と鮎川哲也

謎というのは大げさだが、今回のコミケカタログを見て思ったことについて。
昨年夏にセーラームーン末期以来、15年ぶりにコミケに出かけた。一度は離れたこの世界に復帰したのは、もちろんミクさんのお導きだ。ジャンルは変われど変わらぬ風景がそこにあった。だがカタログをチェックしていると、ある違和感を感じた。
「男性向け創作」のページ(早い話がエロ漫画)に、絵の代わりに大量の写真が載っているのだ。女性コスプレイヤーたちの写真である。
コスプレは本や音楽作りと同様に、自己表現の一環である。その通りだ。
ならば写真集や画像を同人誌の一ジャンルとして、売ってもいいだろう。それもその通り。
しかし、巨乳萌え絵と競い合うように肌もあらわな実物女性の写真が並んでいると、なんかちょっと違わないか?という気がしてくる。R18コスプレ写真なんてのもあるらしい。このままエスカレートして企画AVと区別がつかないような過激な「実写」作品が出てきたら、問題になりそうだな。個人の自由な自己主張が大嫌いなジジイ集団(阿部政権がその典型)が、これ幸いとコミケ自体を潰しに来ないか。杞憂に終わればいいが。

鮎川哲也のマイナーな作品を。
・黒い白鳥
ワンマン社長が殺された。組合幹部や新興宗教関係者が疑われたが、いずれも確固たるアリバイがある。鬼貫警部は、一枚の写真から新たな容疑者を追及する。

プロットは起伏が激しく、なかなか読ませる。が、謎解きが物足りず、動機が松本清張の有名作品に似すぎている。当時の世相や人情を事細かに書き込んであるが、表層的で時代がかもす雰囲気はあまり感じられない。本作に限れば「松本清張の二流の類似品」と言われても仕方ないだろう。
本筋には関係ないが、鬼貫が女子大生で満員のバスに乗って「臭い」と述べる場面が異様である。場末の女郎屋じゃあるまいし、インテリ女性の集団が臭いとは?作者は女性恐怖症だったのか。★★
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