mixiユーザー(id:3696995)

2013年12月26日23:44

1018 view

ホーザ・ホーシャ@音や金時

いよいよ今年も大詰め。
クリスマスが過ぎると一気に年末モードが加速する。それに拍車をかけるのが今日のライヴ。

年末にこのライヴを聴かないと年を越せる気がしない。

というくらいに年中行事になっている。
ホーザ・ホーシャ(Rosa Roxa)、紫のバラという素敵な名前を持ったグループ。
ブラジルのショーロを演奏する。
明るい曲調の中にそこはかとない哀愁が漂い、それがいい感じなのだ。
年末の慌ただしい時期にアコースティックな優しい響きにゆったりと身を委ねる。
そんな贅沢な時間を過ごせる。

ショーロはブラジルの民族音楽と言われるが、厳密にはそうではない。19世紀のリオで成立したというから、そんなに古い音楽ではないのだ。
そもそも南米には純粋な民族音楽というのはほぼ存在しない。ヨーロッパの侵略により当時の文化はことごとく破壊されてしまったからだ。南米の歴史にはそんな苦さが伴う。

そして、年末にショーロを聴くときのそんなほろ苦さは、今年の日本も良くはならなかったなあ、という閉塞感とちょっと重なる。それでもホーザ・ホーシャの音楽は来年は少しは良くなるかも、と希望を持たせてくれる。

だいどうじさかえ:カヴァキーニョ
中沼浩:バンドリン
山本のりこ:ヴォーカル、ギター
田嶌道生:ギター
栗山豊二:パーカッション(パンデイロ、タンタン、アゴゴ)

カヴァキーニョとはウクレレに似た小型の弦楽器。ポルトガル発祥で、ハワイに渡ったものがウクレレ、ブラジルに渡ったものがカヴァキーニョとなった。
バンドリンはマンドリンに似た複弦楽器。マンドリンの背面が丸くなっているのに対し、バンドリンは平たい。南米でマンドリンというとバンドリンのことである。
パンデイロはブラジルのタンバリン。タンタンは長さ1メートルくらいの寸胴の片面太鼓。アゴゴは大小のカウベルで、マレットで叩く。

01.ひょうきん者(エルネスト・ナザレ)
02.緑(エドゥアルド・グヂン、J.C.コスタ・ネト)
03.ひそひそ話(ピシンギーニャ)
04.二人のロマンス(ジャコー・ド・バンドリン)
05.偽者のバイーヤ娘(ジェラルド・ペレイラ)
06.ささやきながら(フォンフォン)
07.私が幸福であるために(アマドール・ピーニョ)
08.いい女(バーデン・パウエル、ヴィニシウス・ジ・モラエス)
<休憩>
09.君を探して(シコ・ブアルキ)
10.狂人(ガロート)
11.ヴァウジールに捧げるショーロ(クリストヴァン・バストス、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ)
12.まだ憶えているよ(ピシンギーニャ)
13.カロリーナ(シコ・ブアルキ)
14.遁走するセボリーニャ(中沼浩)
15.気に入ってほしいな(ヴァウジール・アゼヴェード)
16.すばらしい世界(ピシンギーニャ、ヴィニシウス・ジ・モラエス)
<アンコール>
17.ヴィラの魔法(ノエウ・デ・メデイロス・ホーザ、オズワルド・ゴグリアーノ)

ショーロは基本インストゥルメンタルである。
しかし、ホーザ・ホーシャはブラジルの歌ものの曲も取り上げている。
02、05、08、09、13、16、17が歌の曲。

安心して聴ける音楽というのはいい。
その中に丁々発止としたやり取りもあり、名手たちの妙技にはほどよい高揚感がある。
妙な言い方だが、オーガニックな音楽、そんなような気がする。

体に良い。
心にも良い。

今年もなんとか乗り切った、来年は今年より少しでもいい年にしていこう。
そんな気にさせてくれるライヴだった。

さて、明日は仕事納め!
2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2013年12月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031