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2013年12月15日21:35

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迷宮を彷徨い歩く

最近のオレ、どうしちゃったんだろうか。

水樹奈々に触発されて、ほかにも歌の上手い声優がいるのかもしれない、となんとなく探してみた。
好みというものが大きいにしろ、声優が必ずしも歌が上手いとは限らないということはわかった。しかし、やはり非凡な人はいるものである。

まずは茅原実里(ちはら・みのり)。

歌唱力はかなり高い。
なによりその声が独特。演歌っぽい水樹奈々とは別の意味で好みが分かれるかもしれない。
鼻にかかったというよりは、鼻が詰まったような声? なんとも不思議な声なのだ。
近未来的な世界観の曲でノンヴィブラートで歌うと無機質な感じがよく表れている。そうかと思うと、情感豊かに歌うこともできる。中低音でやや声量に欠ける面もあるが、伸びのある高音は魅力的だ。

さらに、美人である。
童顔の水樹奈々とは対照的である。
一見クールな印象だが実際はそうでもないようだ。

それまで声優が歌を歌うってどうよ、というようにナナメに見ていたことは否定しない。
実際にはJ-POP系専門歌手真っ青の実力者がいるということがわかった。いや、彼女たちほど歌える歌手はそうそういないに違いない。
アニオタ御用達にしておくのはもったいない。

まあ、声や曲調が好みに合うかという問題はあるのだけれど。
わりと劇的(言い方を換えれば大仰)な曲が多いしね。
それが自分の好みに合ったとも言える。
ドラマティックでマイナー調の曲が好きなのである。しかも熱唱型がいい。
そういう点で水樹奈々と茅原実里はツボにはまったわけである。

逆にいかにも可愛らしいアニメ声でガーリーで明るい曲を歌われるのは困ってしまう。
実際にはそういう人が多いようだ。
歌唱力に定評があるという某声優もその声と曲想で1曲聴くとご馳走さまになってしまう。
これも好みだから仕方がない。

そんな彼女、茅原実里の5枚目のアルバム『NEO FANASIA』がリリースされた。テーマは「テーマパーク」とのこと。そのせいか明るく華やかな曲が多いが、彼女の多彩な声が楽しめる。前作が近未来的な世界観の曲が多かったので、その反動かもしれない。自身の作詞作曲による『Lonely Doll』は切なくて良い。(写真左)

そして、もう一人、堀江由衣(ほりえ・ゆい)。(写真右はオリジナル・アルバムとしては最新の『秘密』初回限定春夏バージョンのパッケージ)
何故かこの人の名前は知っていた。もしかしたら以前に見ていたアニメで声をあてていたのかもしれない。
水樹奈々や茅原実里と違って熱唱型ではない。可愛らしい声でほんわか歌う感じ。
たとえになっていないかもしれないが、舌っ足らずでない太田裕美のようである。
あの二人よりも年上だが、極めて童顔。少女と言ってもいいくらいで、本人もなりきってその世界を作っているようだ。しかも今風の女の子ではなくどこか奥床しさを感じさせるあたりが支持されているのだろう。
脱力系の声なのに音程はしっかりしている。ヘタウマではなく、上手いと思う。
ライヴはストーリー仕立てになっていて、ちょっとしたミュージカルのようだ。
こういうのも悪くない。

ビデオクリップにはあまり興味がないのだが、堀江由衣の『インモラリスト』は良かった。
曲自体も場面転換が激しくいい曲なのだが、大勢の男連中を相手にミニスカで立ち向かうという、童顔の彼女だからこそカッコいい出来になっていた。

声優は声で演技をするわけだから、歌で表現をするのも長けているのかなあ、などと思う。
きちんと声のトレーニングをしているのだろうから、それは歌においても効果的なのだろう。

そうは言っても、今は声優がこぞって歌う時代。
ちょっと勘弁というのも少なくないのが実情。

声優ではないがアニメとのタイアップ曲が多い歌手も少なくない。
こういう人たちも広義でアニメ関連アーティストとくくられているようだ。
Kalafina、May'n、藍井エイルなんがそうだ。中川翔子もそうと言えるかもしれない。

この中でちょっと残念なのがMay'n。
まだ20代の若い歌手でパンチの効いたいい声をしているし歌唱力も高い。それなのに曲に恵まれていないように思うのだ。すでにアルバム3枚を出しているのだが、印象に残る曲が少ない。それゆえか彼女の歌も没個性のように聴こえてしまうのだ。声質も発声も水樹奈々に似ているのがマイナスに働いてしまっているような気もする。

藍井エイルは年明けすぐに2ndアルバムがリリースされる。
この子は楽しみだ。真っ直ぐな歌い方の中に少女らしい無垢さが見え隠れする。これからもっと技術に磨きをかけていけばいい歌手になるだろう。

女性ヴォーカル三人組のKalafinaは8月4日の国際フォーラムでのツアー・ファイナルを完全収録した映像作品がリリースされたばかり。
実はわれわれも聴きに行っていたライヴなので観るのが楽しみだ。
さらに今週末にはクリスマス・プレミアム・ライヴを聴きに行く。

そう、いい音楽を聴かせてくれるのならジャンルは問わない。
クラシックもジャズもポップ/ロックも音楽ということではみ〜んな一緒。
まあ、音楽とは呼びたくないようなものもあるが、それはまた別の話、と。
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