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2012年09月27日23:02

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もしかしたら「ナース女学院」だったかも?

SCANDALの4枚目のアルバムがリリースされた。
ギャルバンである。今はギャルバン花盛り。ヤロウにはできないことがいっぱいあるということだろう。キュートなポップなんてヤロウがやったら気持ち悪いだけである。つまり女性から見れば未開拓分野がまだたくさん残っているということで、ギャルバンが元気なのはむしろ当然なのかもしれない。
ちなみに、今さら説明するまでもないと思うが、ギャルバンとはガールズ・バンド、つまり女の子たちだけのバンドのことである。

今どき女性差別的なものの見方をしている人はいないだろうね。

SCANDALのライヴ(動画も含む)を見て、演奏の上手さに驚く人が多いと聞く。
そう、確かに上手いのだ。
ギャルバン全体のレベルが上がっているは確かなのだが、その中でも群を抜いて上手い。
彼女たちはロック・サウンドの基本がリズム・セクションにあることを良くわかっている。
パンクやグランジを通過しつつ、ハード・ロックを基本としながら、キュートさも失わないサウンドを展開してみせる。

華やかな音なんだよね。

スタイル化してしまったロックはロックではない。
なので日本にはロック・バンドと言えるものは少ない。もっとも、これは日本に限らないが…。
少なくとも「売れている」バンドのほとんどはロックではないと言ってしまいたい。やたら大仰なメッセージはあるが、先進性や先鋭さや過激さは皆無である。
なのにSCANDALはロックであると言い切れる理由は、先述のとおり、女性でなければ開拓できないものが残っていると思わせてくれるからだ。女の子たちだけでバンドをやるということ自体が今の時代でも冒険であり、それを実現したバンドにはスピリッツがある。

彼女たちはサウンドだけでなくスピリッツを伴ったロック・バンドである。

SCANDALというバンド名の由来がおもしろい。
デビュー前に通っていたスタジオの近くにある雑居ビル。そこに入っていた風俗店の看板が一際目立っていて、それがスキャンダルだったのだそうだ。どうやらその近くの看板から名前をもらうことに決めていたらしい。なので、もしかしたら「ピーチ倶楽部」とか「ナース女学院」とかになっていたかもしれないのだ。
このハチャメチャっぽいノリはロケンロールだね〜。

レディがファンだったこともあって、より肩入れしてしまったというのは否定できない。
SCANDALのアルバムは初回限定盤とBOOK仕様の生産限定盤の2種を買うことにしている。1種はもちろんレディのためだ。(って2種買うことの理由にしてねえか?)
レディが生きていたら一緒にSCANDALのライヴに行くなんてこともあったかもしれない。スタンディングのライヴで、後ろの方で肩車をしてやるには、オジサマはもうトシですよ。

4thアルバムも従来から大きな路線変更はない。
キャッチーでポップだが、芯のあるサウンドになっている。
好調ぶりをキープしているという感じだ。

前作あたりからファンの間では「ロックではなくなった」という意見もあるらしい。
それを語るには「ロックとは何ぞや」という定義付けから始めなければならない。
私個人の見解だが、ハードなサウンドを鳴らしていればロックになりうるのかというと、それは違う。ボブ・ディランやピーター・ハミルの例を挙げるまでもなく、アコースティック・ギター1本やピアノの弾き語りであっても十分ロックたりうる。
反対にポップでカラフルなロックもありうるのだ。
要はスタイルではない。そのサウンドに何を乗せるか。どのような表現衝動を持っているか。規制の価値観に囚われない先鋭性や先進性を持っているか。これがつまり、ロックはスピリッツである、ということなのだと思う。

SCANDALはまだ若い。まだ二十歳をやっと超えたくらいである。

女性の支持も多いらしい。
ちょいワル乙女な感じがカッコよく映るのだろうか。
おまけに楽器も上手いと来た。

で、今朝にょっきに「何聴いてるの?」と訊かれたとき、SCANDALだった。
ウォークマンを見せると、「あ〜、SCANDALだ。カッコいいよね〜」などと言いやがった。
「あたしね『ハルカ』が好き」だそうだ。映画『豆腐小僧』に使われていた曲だ。ベスト盤を持っているようで、どうやらおじいちゃんが新しいCDを買ってくれる約束をしてくれているらしい。
もしかして、小学生女子の間でSCANDALが流行ってるとか?
ま、クラシック一辺倒でないところがいいね。
「SCANDALだなんて若いね〜」だとさ。まったく、だったらロックについての蘊蓄を語ってやろうか、あの時代のロックを浴びて育った世代は強いんだぞ。
もちろんやめておいたが。

仙台に行くことを知っているにょっきは「いってらっしゃ〜い」と見送ってくれた。
「無事に帰ってきてね。腰を痛めないようね」
まったく、小生意気だぜ。
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