パスピエをご存じだろうか。
なんでパスピエでスクール水着の少女なのか、というのは後述する。
さて、気を取り直して、パスピエをご存じだろうか?
17世紀にフランスで流行した軽快な舞曲である。
バッハがいろいろな組曲の中に入れている。いちばん有名なのはドビュッシーの曲か。あの『月の光』の入ったベルガマスク組曲の最後の曲。
じゃなくて。。。
日本のバンドである。
名前はドビュッシーのパスピエからもらったらしい。
詳しくは知らないが、紅一点のヴォーカルを含む五人組。芸大出のキーボード奏者がバンドの中心のようだ。
http://passepied.info/
すでにアルバム(ミニ・アルバム?)を2枚リリースしている。
『わたし開花したわ』と『ONOMIMONO』、いずれも回文になっている。
これはなかなかいい。
少女声のヴォーカルにひっくり返りそうになるが、実はなかなかしっかりした歌唱を聴かせる。イコライザーを通しているわけではないので耳障りではない。微熱っぽい温度感がいい。囁き系ではなく、伸びのある声だ。
サウンドはキーボード中心で、エレポップというよりは、70〜80年代サウンドっぽい音作り。レトロな感覚が心地いい。ヴォーカルと相性のいい音である。
どこか懐かしさを感じさせるメロディーが心に引っ掛かる。さびメロの作り方が上手いのだな。
それに乗る詞もちょっとシュールで近未来的で、そうかと思うと郷愁を誘うようで、言葉遊びのようでもある。軽い感じではあるが、こういう歌詞は嫌いではない。
どうやら曲は全てキーボード奏者が書き、詞はヴォーカルが書いているようだ。
実はこのパスピエ、自分で見つけたわけではない。
少女主義的水彩画家たま女史に教えていただいたのだ。
たまさんは「テクノ」という言葉を使っていて、シンセの使い方にはそうした雰囲気もある。
ニューウェイヴを経たうえでの70年代回帰的サウンドというふうに思える。
しかし、この『ONOMIMONO』のCDをレジに持っていくのには勇気が必要だった。
ジャケットの絵はヴォーカルが手がけているのだが、どう思う?
スクール水着の少女が四つん這いで赤いストローをくわえている。
エロである。エロであるがいやらしくはない。
いいセンスのジャケットだが、レジに出すのには勇気が必要だ。ロキシー・ミュージックの『カントリー・ライフ』とどっちがキツイ?(知らない人はググッてみてね)
ちなみに、ヴィーナス・レコード・レーベルのジャズのアルバムにはかなりセクシーなジャケットが多い。
とはいえ、やはりスクール水着のインパクトは強烈か。
いや、ワタシ、別にスクール水着フェチではないし、なんの思い入れもありませんが。
ログインしてコメントを確認・投稿する