振り返ってみれば、せんくら以来久々のコンサートだ。
上野学園石橋メモリアルホールでのチェンバロ・フェスティバル。芸術監督に上野学園大学教授の曽根麻矢子女史を据えた二日間のイベント。ハーフサイズのコンサートが1日5公演ずつ、計10公演開かれる。
土曜の5公演を通しで取ろうと思っていたのだが、いい席に当たらず断念。というわけで、バラで手配。フォルクレ(第3公演)も聴きたかったとは思うが、第1と第4公演をゲット。
ロビーにいろいろなチェンバロが展示してあった。
いわゆるヴァージナルというやつだね。まるで家具みたい。
これは別のものだが、弦の張ってないチェンバロなんてほとんど見る機会はないはず。
ルドゥーテの花の絵を模写したものだそうだ。
これはドイツ・タイプのチェンバロ。
なんだかんだ言って、曽根さんのチェンバロは好きである。
バッハ連続演奏会12回シリーズを皆勤したのはいい思い出である。
まずは、曽根さんのソロ。。。
【第1公演:曽根麻矢子】
01.ダングルベール:前奏曲 ト長調
02.バッハ:フランス組曲第5番 ト長調
03.ソレール:ソナタ ニ短調
04.ソレール:ソナタ ニ長調
05.ラモー:ミューズの語らい
06.ラモー:ひとつ眼巨人達
07.デュフリ:ラ・フォルクレ
08.デュフリ:メデ
09.デュフリ:ラ・ド・ヴォカンソン(クラヴサン曲集第3巻より)
10.クープラン:神秘の障壁
さすがだね。
フランス組曲を聴くのは何年ぶりか? 優雅で軽やかで溌剌としていて、とっても心地いい。フランス組曲は重くなっちゃいかんよね。
ラモーの『ひとつ眼巨人達』はいい曲だね。
クープランの『神秘の障壁』は昨年せんくらで初めて聴いた。
考えてみればバッハ以外で曽根さんを聴くのはそんなになかったかもしれない。
ここで次まで間があるので、上野まで戻ることにする。
途中で見たのが銀座線の線路。車庫につながるらしい。知らなかった。
上野公園内、動物園の近くにある新鶯亭にて団子を食す。
抹茶・白餡・こし餡の三種の団子。これが抜群に美味い。
ここから外を眺めるとまるで昭和にフラッシュバックしたかのようだ。店先にほおずきがあった。
で、再び上野学園に戻る。
【第4公演:村治佳織&曽根麻矢子】
チェンバロ 〜 Out of Baroque! 〜
01.ポンセ:ギターとチェンバロのためのソナタ ホ長調
02.ロドリーゴ(セゴビア/曽根麻矢子編):ある貴紳のための幻想曲
なんと、ギターの村治佳織嬢との共演である。これは逃すわけにはいかない。
ギターとチェンバロ、両方とも撥弦楽器である。合わないわけがない。むしろ融合しすぎる? なんて思っていたが、全くの杞憂だった。個性を持った奏者の共演だからとっても楽しい。雅なアンサンブルだった。
ポンセというと近現代の作曲家だが、ギターとチェンバロ用の曲があったなんて初めて知った。
『ある貴紳のための幻想曲』はもともとはギター協奏曲のような曲だが、チェンバロとのデュオでも全く違和感がない。聴き応えがあったね。
第2楽章の『エスパニョレータと騎兵隊のファンファーレ』が大好き。哀愁のメロディーが胸を打つ。
めったにチェンバロでは聴けないような曲が聴けて大満足。
この組み合わせでフルコンサート企画してほしいなあ。。。
帰りは有楽町まで出て、お決まりのバーデンバーデンで夕食。
最高に美味いホフブロイハウス・ビールをがっつり飲む。
明日は試験だというのにいいのか? と思いつつ、こういうときは普段のリズムを変えない方が良い。普段どおりの方が力が出せるというものである。
本来は1リットルのジョッキで飲むべきものだが、最近は500mlでとっかえひっかえ飲むのが気に入っている。
というわけで、ホフブロイハウスのレギュラーと黒。
お馴染みのプレッツェルとなんだかとっても美味いドライカレー。昭和の味という感じ。

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