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2011年02月21日23:32

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たま個展『epitaph』@銀座ヴァニラ画廊

いよいよこの日が来てしまった。
銀座のヴァニラ画廊が乙女ワールド一色に染まる日である。これから二週間、この画廊はいつもの客層とは異なる人たちで賑わうことになるはずだ。

少女主義的水彩画家たま女史の個展『epitaph』が今日から始まったのだ。
最新画集『リドカイン☆ドロップ』に収録された作品を中心に展示・販売されている。CGを一切使わない完全手描きの水彩画である。コピーのきかない一点ものだ。
画集の作品の中にはすでにお嫁に行ってしまったものもいくつかある。ちょっと申し訳ない気になる。ことに人魚さんは人気が高いようなので、楽しみにしていた人もいるかもしれない。

少女という姿を借りたエロスとタナトス。
たまさんの絵をひとことで言うとそうなると思う。
アンビヴァレンツの世界と言ってもいい。
一見可愛らしいだけに、そこに潜む毒は強烈である。中毒性高し。
単なる少女趣味的なものではない。アンソールが不気味な仮面の姿を借りて世の中の不条理を描き出したのと同じように、たまさんは年端のいかない少女の姿を借りてエロスとタナトスを描くのだ。よって、表現主義や象徴主義の巨匠たちを観る視点と全く同じように観ることができるのだ。

初日に休暇を取って出かけた理由は、気に入った作品を確実にゲットするためである。
たまさんの作品は人気が高い。それゆえ、最初の週末ではかなりのものが売約済になってしまう。前回あの人魚さんが最終日まで残っていたのは奇跡に近かったと思うのだ。今回は万全を期して、ということである。
今回の展示作品はアンビヴァレンツの度合いがさらに強くなっている。色彩のコントラストもより鮮やかだ。

で、何を買ったかって? それは個展終了後に来てからのお楽しみということで…。
さんざん迷った。。。できればたくさんの子を連れて帰りたい。

結局2時間くらい画廊に滞在して、たまさんとお話をしたり、いろいろ悩んだりして過ごした。
決めたはいいものの、最後の最後まで悩んだもう1点に後ろ髪を引かれてしまう。
画廊を出て銀座で買物を済ませ、それでも帰途に着けない。
自分が貯めたお金で買うのだから、と最終決定権は私に委ねられた。で、選ばなかった方はたぬ〜のお気に入りだったのだ。
人生ってさ、楽しむために頑張ってんだよね。次に土曜に来たときにはお嫁に行っちゃっているかもしれないし。そうしたら悔しいよね。
なんてことで、画廊に舞い戻った。銀行でお金をおろして…。

ある意味贅沢である。実生活を送るにあたって、絵は直接的に役立つものではない。だからこそ、お金を使う意味がある。自分にとって価値を見出せるものだからこそ意味があるのだ。
考えてみれば、音楽も同じである。

後に買った方は画集にも載っていないピカピカの新作である。

しかし、混んでいた。失礼だが、こんなに混んでいるヴァニラ画廊は見たことない。それだけたまさんは人気があるのだ。

会期は3月5日まで、日曜休廊。25日(金)、26日(土)、最終日の5日(土)はたまさんが在廊予定。
詳しくは以下を。。。
http://tamaxxx.egoism.jp/
http://www.vanilla-gallery.com/index.html
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