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2010年06月02日23:54

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日本と韓国のホラーその他

「行運超人」(03)監督 谷徳昭(ヴィンセント・コック)
出演 ミリアム・ヨン、トニー・レオン
楊千(女華)ミリアム・ヨンの作品は全部見ているが、本作は中国語ができなかった頃に英語字幕のみを頼りに見て、まったく理解できなかった。で今回リベンジしました。
動作ではなく言葉のギャグが中心で、全員がものすごい速さでしゃべりまくる。難しかったはずだ。今回は理解できたが、完全ではないだろう。と言うのは、本作は香港人の好きな「風水」がテーマなのだ。典型的な(今となっては珍しい?)香港ローカル映画。地元人向けの楽屋落ちが満載なので、ハードルが高い。

葉孤紅(ミリアム)は何をやってもツイてない。風水師の料布(トニー)に相談しているうちに、恋が芽生える。だがトニーは家訓によって「葉」という姓の女性とは恋愛できないのだった。
明るく楽しいラブコメ。正月映画らしい。アイデアにもう少し捻りがあれば、もっと良かったが。評価・・・松と竹の間

日韓のホラーを1本づつ。
「着信アリFINAL」(06)監督 麻生学
出演 堀北真希、黒木メイサ
携帯ホラー。第一作は好きな柴崎コウ主演だったので見ている。よくわからんオチだった。第二作は見ていない。これが三作目でラストだ。
作ったのが秋本康だけに、ストレートに面白い。舞台はプサンのコモドホテルだ。泊まったことがあるので楽しかった。
修学旅行の生徒たちが呪いのメールで死んでいくという展開はスリリングだ。が、どうにもTV的というか安っぽいのだ。ありがちな展開で解決する。それにしてはラストが後味悪い。全体として水準以上ではある。評価・・・松と竹の間

「師の恩」(06)中国語タイトル「恐怖同学会」 監督 イム・デウン
出演 オ・ミヒ、ソ・ヨンヒ
とてもホラーとは思えないタイトルだが、実は凄まじい皮肉なのだ。
16年ぶりに六人の同級生たちが集まった。小学校時代の恩師パク先生のもとで同窓パーティが開かれる。なごやかな風景だが、裏に意外な事情が隠されていた。子供時代にある者は貧乏を嘲笑され、ある者は肥満ぶりをからかわれ、ある者は教室での失禁を罵倒されて、心に傷を負いそれ以降の人生に影を落とすことになった。彼らが集まったのは復讐のためなのか?だが同窓生たちは何者かの手によって惨殺されていく。

先がまったく読めない。とんでもない話のようで、妙なリアルさが生々しい。子供時代は誰にとっても楽しいわけではない。
ほとんど反則の逆転劇が待っている。まじめに話を聞いていたら、途中で「嘘だよーん」と言われたようなものだ。
『着信アリFINAL』が正統なホラーなら、本作は破格で異形だ。だが画面への吸引力は、こっちが断然勝っている。娯楽とは人を楽しませるためのものだから、本作に軍配を上げます。評価・・・松
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