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2026年11月01日21:34

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Duvel=Citadelle Orchestre@スターツおおたかの森ホール

今日は大阪で宮地江奈がミカエラ役で二期会の『カルメン』に出演する。
諸般の事情で諦めたのだが、結果的に正解ではあった。
カミさんが腰だか股関節だかを痛めて、長い移動はちょっと無理なのだ。

気持ちを切り替えておもしろそうなオケの公演に行こうとしたら、そんな具合なので今日は一人で参戦。

Duvelはベルギーのビール。悪魔という意味。
Citadelleはフランスのジン。砦や城塞という意味。
それを合わせてオケの名前にしたそうだ。なんともユニーク。
オーストリアの名物料理シュニッツェルを名前にしたオケもあり、アマオケはそういうところも楽しい。

スターツおおたかの森ホールは初めて。
自然と調和した街づくりが近年話題となっている千葉県流山市にあるホール。
2019年にオープンしたらしい。

佐藤雄一:指揮
Duvel=Citadelle Orchestre

01.シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 Op.120
02.シューマン:序奏、スケルツォとフィナーレ Op.52
<休憩>
03.シューマン:交響曲 第2番 ハ長調 Op.61

室内オケくらいの規模。
ヴァイオリンは対向配置。
ホルンはステージ向かって右側。トロンボーンが左。
クラリネットとファゴットが通常と逆になっている。
コントラバスが左側だから、低音系を左に配置ということか。
管に比べて弦が少ない印象。

4番はややゆったりめのテンポか。
足取りはしっかりしていて、表情付けも豊かで、幻想曲的性格が強いという感じを受ける。
第2楽章ロマンツェに心を揺さぶられる。
いい演奏だ。細かいミスはあるが、全体としては良い印象。
拍手のタイミングも良かった。

序奏、スケルツォとフィナーレは珍しい。
シューマンらしい曲で、小交響曲みたいなかんじだ。
この曲は金管のミスがやや目立ってしまったかな。
ただ珍しいものを聴かせてもらったのだから良しとしよう。

この時点ですでに1時間を超えている。

後半は2番。
通常は40分くらいだろうが、50分以上かかっていたのでは?
まさに大交響曲という足取りだ。そうした身振りの大きい演奏でも違和感ないくらい懐の深い曲なのだな。
第3楽章の深い苦悩が胸を打つ。そして美しい。
最近ではシューマンの交響曲では2番がいちばん良いように思うようになったが、今日それが確信に変わった。

シューマンはオーケストレーションに難があるとよく言われる。
確かに管弦楽法のセオリーを守っていない。でもそれがシューマンの個性だとしたら?
管弦楽法が劣っているのではなく、敢えてそのような管弦楽法を取っていたと解釈する方が理に適っているような気がする。
掟破りなことばかりなのかもしれないが、必ずしもそれが悪いとは言えないだろう。
だからシューマン流の管弦楽法は実演で聴くべきなのであろう。
録音だともやっと聴こえる部分も、実演だと分解能よく聴こえるので、これはこれでアリだよなあと納得できるのだ。

細かいミスはそれなりにあったが、確信を持って音を鳴らしているという感じで、多少のミスは関係ねえとでもいうような思い切りの良さが気持ちいい。
やや乾いた音色の金管はむしろ好印象。
歯切れがよく、音色のバリエーションが豊富なティンパニも印象に残る。

また聴いてみたいと思わせてくれるオケだった。
次回はピアノ協奏曲を含めたオール・モーツァルトなのだが、ほかとかぶってしまったなあ…。
その次はシベリウス。これには行こう。

この指揮者もほかのオケでも聴いてみたいものだ。

500名ほどのホールで、どこから観てもステージが近い。
音響もよく、なかなかいいホールだ。
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