シェエラザードがプログラムに乗っていると聴きに行きたくなる。
ところが都合が合わなかったり、遠かったりでなかなか聴きに行く機会がない。
なのに期せずして(いや、意図的に)二日連続で聴くことになった。
昨日は吹奏楽版だったが、それはそれで楽しめた。今日はもちろん原曲だ。
この曲は魅力的なメロディーの組み合わせとと天才的なオーケストレーションだけでできている。
シェエラザードの主題を担当するソロ・ヴァイオリンはもちろん、各楽器がソロで奏でる部分も多く、トップ奏者にとっては腕の見せどころでもあり、プレッシャーのかかるところでもあろう。
小倉輝彰&尾原記念合奏団
真嶌美月:司会
01.ボロディン:だったん人の踊り(歌劇『イーゴリ公』より)
02.チャイコフスキー:組曲『眠りの森の美女』 Op.66a
<休憩>
03.リムスキー=コルサコフ:交響組曲『シェエラザード』 Op.35
だったん人の出だしのオーボエの指が回っていない!
これで嫌な予感がしてしまった。
で、こういう予感は当たるものなのである。
休憩中に帰ろうかとも思ったが、もしかしたら盛り返すかも、と僅かな希望を託したのだが…
まず、コンサートマスターのソロ・ヴァイオリンからしていただけない。
音色だ表現だと言う以前、明らかに技術が伴っていない。重要なシェエラザードの主題がヘロヘロではどうしようもない。
各楽器のソロもよれよれだし、そもそもアンサンブルとしてまとまっていない。
選曲を誤ったとも言える。やはりシェエラザードは技巧を求められるのだ。
ただ前半もそうだったのだが、アンサンブルとしてのレベルの問題という気はする。
責任の多くは音楽監督を務める指揮者が負うべきであろう。
褒めるところを見つけることが難しい。
唯一コントラバス奏者の真嶌美月嬢の司会は可愛らしい声で明瞭な発声でとても良かった。
彼女のいるコントラバス・セクションはまとまっていた。
パーカッションやハープは良かったと思うが、みんな賛助出演だった…。
今日ほど演奏中に多くの客が出て行くのを見るのは初めてだった。
客のマナーの問題(やむをえないという場合もあるが)もあるだろうが、演奏に訴求力がなかったというのもあるのだろう。
早々に出てきてしまったので、アンコールがあったのかどうかはわからない。
アマオケなのでこういうこともある。
今までのレベルが高過ぎたのかもしれない。
極めて残念。こういうこともある、と言うにはあまりにも、である。
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