どこかのコンサート会場でもらったチラシを見て、カミさんが興味を持ったので行ってみることにした。
ゴシック・ロマンス 〜愛と狂気の舞台へ
大井駿&Orchestra of Spring
堀井秀子:ナレーション
01.サン=サーンス:交響詩『死の舞踏』Op.40
02.ロイド=ウェバー:交響組曲『オペラ座の怪人』
<休憩>
03.ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
<アンコール>
04.ハチャトゥリアン:ワルツ(『仮面舞踏会』より)
会場がほぼ真暗になり、オケのメンバー登場。
ナレーターが入場し、曲紹介。そして死神のようなマントに仮面を着けてコンサートマスター登場。
『死の舞踏』は後に『動物の謝肉祭』に転用されて有名になった。
ちょっとユーモラスな死神たちの饗宴。アンサンブルはまとまっているし、いい意味で熱気がある。好演。
続く『オペラ座の怪人』は有名なテーマ以外は知らない。
それでも楽しめた。ミュージカルがベースなのでメロディックで聴きやすい。
冒頭のオルガンはド迫力。
ちょっと余談…。
オペラ座の怪人の原作者はガストン・ルルー。
ガストン・ルルーといったら、昔の推理小説のファンにとっては『黄色い部屋の秘密』の著者と言った方がピンと来るはずだ。
推理小説の古典と言われるほどの名作を書いた人が、こんな作品を書いていたとは、と驚いたものだった。
休憩を挟んで、メインの幻想。
熱演だった。指揮者も煽る煽る。それに応える見事な演奏だった。
やはり幻想はいい曲だ。
それに相当新しかったに違いない。前期ロマン派の曲とは思えない。内容も、管弦楽法も。
凄い曲だ。
・第1楽章主部のリピートは無し。
・第2楽章のコルネットのオブリガートは無し。
・第3楽章のオーボエは舞台裏から。
・第4楽章の繰り返しは無し。
・第5楽章の鐘は舞台裏から、やや重めの音でまずまず好ましい。
第1楽章の主部のリピートはあった方が良いが、そのほかはこれでOK。
情熱的な演奏だったが、細部もきっちりしていて聴き応えがあった。
アンコールもまたプログラムに沿った選曲。
先週聴いたばかりだな…。
ゴシック・ロマンス、堪能したよ。
ナレーションも巧み。プロのナレーターなんだな。さすがだ。
今回未就学児も入場可能だったらしい。
それはいい。子どもにクラシックなんぞわかるまい、などと言うつもりはない。子どもの感性はバカにできない。
しかし乳幼児では厳しかろう。ましてこういうコンサートでは。
アマオケならではの試みだったのだろう。一石を投じたと言えるのかもしれない。
アマオケではパンフレットが丁寧に作られていることが多い。
今回もとても良い出来だ。
こういうのも楽しみなのである。
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