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久々の名古屋、初めてのホール。
たぬ〜は風邪のためお留守番。
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三又瑛子:ピアノ
01.シューベルト:ヴァイオリンのためのソナチネ 第2番 イ短調 D385
02.J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
<休憩>
03.ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
04.R.シュトラウス(フバイ/編):モルゲン Op.27-4
05.パガニーニ(アウアー/編):24のカプリス 第24番 イ短調
<アンコール>
06.J.S.バッハ:G線上のアリア
07.アザラシヴィリ:ノクターン
チャーミングなシューベルト。
彼女の見た目から想像される音。優美で可憐。
これも彼女の持ち味。
バッハの1番のパルティータ。
昨年の9月、彼女のリサイタルで聴いて好きになった。
タダモノではないヴァイオリニストという印象を強く受けた曲でもあった。
厳しく激しく、敢えてざらついた音を交えて奏でる。
その説得力の強いこと。
特にTemmp di Boreaではひとつひとつの音が胸に突き刺さって来る。
休憩を挟んでお目当てのヤナーチェク。
こんなに美しい音で奏でられたヤナーチェクは初めてだ。
彼の音楽について必ず言われるモラヴィア地方の民族色をことさら強調することはない。
むしろ洗練されていて切れがある。
だからといって古典として捉えたというアプローチではない。
ピンと張り詰めた緊張感。激しさと厳しさ、その中に垣間見える優しい響き。
ヤナーチェクは今も新しく刺激的だ。
美しい音で奏でられるがゆえにヤナーチェクの言いたかったことがダイレクトに伝わってくるような気がした。第一次大戦中に作られたということを強く印象付けられる演奏だったと思うのだ。
拍節感があるような無いような不思議なリズムの曲なのだが、ピアノとのコンビネーションも抜群。このピアニストも素晴らしい。
ヤナーチェクを目的に名古屋に出向いたのだが、その甲斐は十分にあった。大満足だ。
メロディーを美しいシュトラウスを経て、ケレン味たっぷりに超絶技巧を聴かせるパガニーニ。
ピアノ付きの編曲は初めて聴いた。ヴァイオリンの隙間を縫うように音を埋めるピアノは難しそうだ。
アンコールはメロディーの美しい曲を2曲。
やはりメロディーを歌わせるのが上手い。
いいホールだった。
響きも良いし、ステージが見やすく設計されているようだ。
来年の1月11日に宗次ホールで無伴奏リサイタルが組まれたそうで、会場先行発売をしていた。
休憩時に発売ということだったので、良い席がなければ諦めようと思っていたのだが、並んだら4番目で良い席があったので取ってしまった。
こういう言い方は失礼なのかもしれないが、とにかくおもしろいヴァイオリニストなのだ。
名古屋でもサイン会の対応はとっても丁寧。
いいリサイタルだったが、やはり一人で出かけるのはつまらないな。
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