今日は新進のヴァイオリニスト�睫暈ァ校劼離螢汽ぅ織襦�
今回は春めいたプログラム?
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三又瑛子:ピアノ
01. メンデルスゾーン:春の歌
02. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 『春』 Op.24
03.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 『バラード』
<休憩>
04.湖山聡充:ヴァイオリンとピアノのためのアリア ニ長調
05.ラヴェル:ヴァイオリンと・ソナタ 第2番 ト長調
<アンコール>
06.フォーレ:子守歌
07.ポンセ:エストレリータ
挨拶代わりのメンデルスゾーン。
こういう小品も巧みに弾く。メロディーの歌わせ方が心地よい。
ベートーヴェンのスプリング・ソナタはこの時期ならでは。
交響曲をやっと1曲書き終えたくらいの頃の若いときの作品なので、難しいことを考えずに美麗なメロディーに委ねていればいい曲のはず。しかしそうした演奏は意外に少ない。深い意味を持たせようとして破綻してしまっては本末転倒。
彼女はそんな「罠」には陥らない。
ピアノに寄り添うにしてメロディーを奏でていく。
作為的な色付けは一切しない。
真に心地良い演奏。それができる彼女はすでに達人の域に達しているのだなあとも思う。
もちろん全幅の信頼を置けるピアニストあってのものだろう。
粒立ちが良いのに暖かな音色を持つピアニスト自体タダモノではない。
イザイの『バラード』はソナタと言いつつも短い曲なので単独で取り上げられることも多い。
前回の激烈な2番の印象が強かったが、今回もかなり激しい。時に足を踏み鳴らすほどの熱の入りよう。
途中の変則的な拍子の処理がとてもノリが良くてビックリ。
こういう激しい曲が巧いんだよなあ。
イザイの無伴奏全曲のリサイタルや録音を望みたい。
休憩を挟んで後半は、湖山聡充という作曲家の新作から。
聴きやすい曲で、全く前衛ではない。
前衛を経て調性音楽への回帰と考えると、今はこういう音楽が新しいのかもしれない。
初めて聴くなのに、どこかで聴いたことがあるような印象。おそらくそれを狙っているのだろうと思う。
ラヴェルのヴァイオリン・ソナタはいつから2番と呼ばれるようになったんだ?
それはともかく、これは相当の難曲だよ。
第1楽章は彼女の持ち前の美音が生きる。いい意味でピアノの音色との乖離が際立ち、これこそヴァイオリンとピアノは相容れないと考えたラヴェルの意図した響きなのだと思う。
曲としての聴きどころは2楽章の「ブルース」だろう。
ジャズの影響を受けた音楽として有名だが、それゆえにスクエアに弾いてしまうと全くおもしろくない曲になってしまう。
拍をずらしたり、シンコペーションを多用したり、ポルタメントを求めたり、ジャズっぽいのではなくジャズである。
たぶんブルーノートのようなコードも使われているのではないか。
こういう音楽ですら彼女は巧みに弾く。
弾いているときの立ち姿や表情からして違う。ちょっとハスに構えて悪女っぽい表情を見せる。
粋で自由。
ラヴェルが聴いたらどう思うだろうか。
アンコールは2曲。
いい意味で力の抜けた好演。アンコールにふさわしい。
今回も良いリサイタルだった。
この人は演奏にバラつきがない。
それも平均的に無難にまとめるというのではなく、どの曲にも彼女ならではの主張がある。
クリアーな音色でしなやかでたおやかという印象ではあるけれど、ときとして激しさや厳しさを表に出すことも臆さない。
全体にピンと張り詰めた緊張感がむしろ心地良い。
浦安音楽ホールには何度か来たことがある。
構造も響きもとてもいい。どこからでも見やすい。
サイン会はいつも通り長い列。
それでも収容人数の関係で前回の東京文化会館よりは短かった。
いつもながらとても丁寧な対応で、そんなところも人気の一因になっているのだろう。
親しみやすいキャラなのに、演奏は凄絶、そんなギャップが素敵だ。
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